なぜだ。なぜなんだ。
昔からずっと疑問だった。
誰も気づかないのか。
気づいていても馬鹿らしくてやらないのか。
それとも著作権者の許可が下りないのか。
それとも実はやったけど不発だったのか*1。
もうずいぶん昔のことになるが、ゴールデンウイークをちょっと外した時期だったと思う。
富山県を訪れた際、深夜の観光ホタルイカ漁に参加しようとした。
船着き場前の駐車場にテントを出して仮眠をとっていたのだが*2
気が付いたらすでに日も高く、地団太を踏んだことを思い出す。
おとなしく待っていればよかったのだ。地元の人に教えられて入った
居酒屋での白海老*3がたいへんうまかったのがいけなかったのだ。
いったいぜんたい、冒頭から何を言っているのだろうか?
曲を知っている人であれば、ぜひともサビを思い浮かべてほしい。
知らない人はこちらから試聴してみてほしい。
サーカスの視聴はどれもサビ部分が流れないので、
庄野真代のカバーでどうぞ。 by
「♪今わたしはコバルトの風
feeling in なめーりかゎ, in なめりかーゎー (コーラス:なめりかわー)」
(オリジナルのサーカスよりも、庄野のカバーの方がもろにこう歌っているよな)
なんとも風光明媚な、初夏の滑川の情景を見事に表現しているではないか*4。
なぜに、なぜに滑川はこの曲をキャンペーンソングに使わないのだろう!
「♪今きらめく季節の中で 抱きしめるから It's ぁめりかーぁー」
こっちのほうは滑川とはあまり聞こえないが、その気になればもちろんナ・メ・リ・カ・ワ!
アメリカはすでに遠くに消え去りし。
9割がた本気の冗談はさておき、本題に戻りたい。
しかし困ったことに、すっかり自分の中では滑川のキャンペーンソングになってしまって
そこから離れられなくなっているので、歌い手の方に目を向けてみようと思う。
サーカスというバンドは、男女2人ずつのハーモニーユニットということで、
どうしても同時代のユニット、ABBA*5を思い浮かべてしまうが、
おそらくは売り手側の思惑の影響下にあったための、ビジュアル的な面を別にすると、
全く違う、独自なコーラスの世界を作り上げている
日本で全く無名であるスペインの曲*6のカバー
『Mr.サマータイム』(1978年/ by )の
オリジナルを大きく超えたオリジナリティがそのいい例だ。
洋楽のカバーじゃなければ絶対採り上げるんだけどな。いかんせんここでは対象外。
そのあたり、ジャクソン5*7の模倣のようなフィンガー5*8とは一線を画すものと思う。
ああ、なんでか洋楽の方に話が流れて行ってしまうなあぁ。
邦楽を紹介する記事のはずなのに。
意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み
「コバルトの風」
コバルト自体は金属のひとつなので、
鉄のような金属光沢を持つにすぎないが、
ここでいうコバルトは、顔料のコバルトブルーを指す。
深みのある混じりけのない鮮やかな青色だ。
「あなたの胸は恋のエアポート」
飛行場での恋、ならまだいいけど、あなたの胸が飛行場、では
全然とどまることを知らない恋になってしまう。
しかもとっかえひっかえとみた。
現在入手可能な収録CD/視聴可能
やっぱ生で聴きたい人は、ライブ・イベント情報&チケット
※該当曲を聴ける保証はありません。
脚注
*1:自分が知らないだけということも考えられる
*2:多分こういう行為は今やったら怒られるのだと思う
*3:当時まだまだマイナーな食べ物で、この時初めて存在を知った。
*4:よく知らないけど、たぶんそう。北陸本線が新幹線開通で第三セクター化した名称が、「あいの風とやま鉄道」。藍の風、偶然だろうか?
*5:『ダンシングクイーン』(1976年/ by)や『マンマミーア』(1975年/ by)、『マネーマネーマネー』(1976年/ by)などあまりにも有名
*6:『愛の歴史』(ミッシェル・フュガン/1972年/ by )
*7:マイケル・ジャクソンの所属していた5人兄弟のバンド。『ABC』(1970年/ by )、『帰ってほしいの』(1969年/ by )、『アイルビーゼア』(1970年/ by )など多くのヒット曲を持つ。なお、妹のジャネット・ジャクソンはジャクソン5には参加していないことを今回初めて知った。
*8:『恋のダイヤル6700』(1973年/ by )、『学園天国』(1974年/ by)、『個人授業』(1973年/ by )