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日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介

『伊勢佐木町ブルース』 青江三奈 ~ スケベを餌にやりたい音をやる

1961~1970

歌詞はともかく、イチイチかっこいい曲である。

 

跳ねるようなストリングスのリフ*1

時計が秒針を刻むような、乾いたドラムの音、

青江三奈のハスキーボイス、

ブレイク、

「ドゥドゥヴィドゥヴィドゥビ・・・」のスキャット*2

その後に絶妙なタイミングで入る三連の演奏。

 

ただカッコいいだけであれば、

そこまでヒットはしなかっただろうが、

そこに

「アッ・・・ ンッ・・・」

吐息、というか喘ぎ声を加えたところ、

絶妙な背徳感を抱えて大ヒットした。

 

現在これをメジャーシーンに出したら

おそらく炎上しそうなもんだが

当時も非難ゴーゴーだったと思われる。

けど、世に出した。すごいね。

 

 

しかし、歌詞の内容に直接的な表現は出てこない。

「夜」や「恋」、「夢」といったキーワードを

見せるだけで、肝心なところは

「♪ドゥドゥビ・・・」と伏せてしまう。

 

これをもっと露骨にやったのが、のちの

『美・サイレント』*3で、

マイクを外して口パクする演出がニクい。

 

オブラートに包む、という表現があるが、

まさにその逆。

スケベを餌に、渋くてカッコいい音楽をヒットさせるなんて

なんていやらしいのだろう!

 

 

名曲・聴きドコロ★マニアックス

この曲一番の大問題、その喘ぎ声。

一つ一つ、喘ぎ方というか、発声を変えている。

おそらく意識してやっているのだと思う.

 

わざとらしい喘ぎ声が

女の小ずるさを演出している・・・ように聞こえるのは

考えすぎか。

 

妄想はそこそこに!

 

意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み

伊勢佐木町

横浜の中心にほど近い伊勢佐木。群馬の伊勢崎ではない。曲のイメージから勘違いされがちだが、昔も今も色町というわけではなく、百貨店などが立ち並ぶ繁華街。日本最初の歩行者天国はここだという。

 

「灯がともる」

繁華街の明かりとも取れるが、上記のように、伊勢佐木は色町ではないので、おそらくは恋心に火が付いたことを表現しているのだと思われる。恋多き女の歌、なのだろう。

 

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ゴールデン☆ベスト 青江三奈

ゴールデン☆ベスト 青江三奈

 

 

iTunes / 試聴も可能
伊勢佐木町ブルース

伊勢佐木町ブルース

 

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伊勢佐木町ブルース (MEG-CD)シングルジャケット(復刻)/amazonより

作詞 川内康範、作曲 鈴木庸一、編曲 竹村次郎

1968年(昭和43年)1月5日、ビクターレコードより発売

 

歌詞はうたまっぷ

青江三奈/歌詞:伊勢佐木町ブルース/うたまっぷ歌詞無料検索

 

曲にまつわる背景などはwikipediaにくわしい

伊勢佐木町ブルース - Wikipedia

 

オリコンチャート 最高位5位(年間11位)

あの時代のヒット曲Vol.24!1968/6/17付オリコンチャート | ORICON STYLE

 

脚注

*1:ストリングスは、バイオリンを中心とした、弦楽器の多重奏のこと、リフは決まった旋律を、コード(和音)に合わせた音程を変えて繰り返すこと

*2:意味のない歌詞。「♪ラララ・・・」「♪ルルル・・・」や、ハミングみたいのもスキャットのひとつ。

*3:

美・サイレント(山口百恵/1979年)

美・サイレント

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  • 山口 百恵
  • 謡曲
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