読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介

『UFO』 ピンク・レディー ~ ツッコミどころまで満載の、豪華幕の内弁当

はたして、この特徴だらけの歌を

どこからツッコんだものか。

 

まずタイトルからしておかしい。

恋人が実は宇宙人だった、というぶっ飛んだ設定だが

なぜかタイトルはUFO。

「宇宙人」とか「異星人」とかいうタイトルではなく、

『UFO』。

 

・・・何故だ。

遠くはないが微妙にずれている・・気がする。

言葉の意味よりも、言葉の響きを優先させたのか。

 

 

そしてその「♪UFO」の振り付け。

 

体は横向きに、顔は正面、

エジプトの壁画の人物とはちょうど逆の向きだ*1

歩き出すように片膝を上げる。

 

そして手のひらをチョップのような形にして

頭上に立ててかざす。

 

今の感覚でも当時の感覚でも

正直これどーなのよ、というポーズ。

 

アホの坂田が、衣装から何から忠実に再現するだけで、

そのまま真似するだけで、ギャグとして成立させているくらいだ。

 

 

まさに、インパクト命。

 

全部がスパンコールでできている

ボディースーツのような衣装もそう。

へんてこな角の生えた帽子も、ハズし気味である意味ナイス。

 

そういえば、シングル曲ごとに、

曲のイメージに合わせた衣装を用意する、

というのもこのころ始まったスタイルなのかもしれない。

 

もちろん、シングル曲を発表するたびに

衣装を変える歌い手はいたけれども、

曲のイメージに合わせたステージ衣装というものが

一般的に意識され始めたのは、

ピンクレディーからではないかと勝手に思っている次第。

 

『UFO』の衣装、

『ウォンテッド』(1977年)の衣装、

『サウスポー』(1978年)の衣装、

と、曲とワンセットで衣装と、

振り付け、というよりはキメのポーズを思い浮かべてしまう

 

楽曲の力だけではなく、

容姿の力だけではなく、

ビジュアル全体で人の心に印象を残す。

そんなテレビ時代の名曲が生まれた。

 

 

 

名曲・聴きドコロ★マニアックス

一方、楽曲はというと

手さぐり的なダンスミュージックをさらに掘り下げ

ハートビート*2のような一定のリズムを刻む、

いわゆる“4つ打ち”のバスドラムを据えている。

 

現代のダンスミュージックからすると

だいぶ控えめな音ではあるけれども、

すべての拍でドン、ドン、ドン、ドンと鳴る

バスドラムの音が、

深層心理にリズムを叩き込むような効果を生み出している。

 

 

意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み

「UFO」

言わずと知れた未確認飛行物体。正体が未だ不明の飛行物体を指すので、

必ずしも宇宙人の乗り物という意味ではない。

 

「オレンジ色の光」

当時、UFOというとこのイメージ。

空中のUFOから真下に伸びたオレンジ色の光が

人を吸い込んでしまう。

UFOによる地球人の誘拐&人体実験という

噂話の域を出ない体験談が当時話題になっていた。

 

 

 

 

amazonで現在入手可能な収録CD 11曲目/視聴可能

 

iTunes / 視聴も可能
UFO

UFO

 

data

UFO (MEG-CD)シングルジャケット(復刻)/amazonより

作詞 阿久悠、作曲・編曲 都倉俊一

1977年(昭和52年)12月5日、ビクター音産より発売

 

歌詞はうたまっぷ

ピンク・レディー/歌詞:UFO/うたまっぷ歌詞無料検索

 

曲にまつわる背景などはwikipediaにくわしい

UFO (ピンク・レディーの曲) - Wikipedia

 

オリコン最高位1位/10週連続(年間1位/1978年)

脚注

*1:エジプトの壁画の人物は、体は正面、顔は横向き。たぶん横から見たらエジプトの壁画と同じポーズなのだろうと思う

*2:心臓の鼓動