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日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介

『かもめが翔んだ日』 渡辺真知子 ~ よーいドンで始まる、全速力競争

1976~1980

聴いているこちらまで

指がつりそうになる。

 

 

ゆったりとしたイントロの

「♪か・も・め・が・と・ん・・だー!!」

の号砲を合図に、すべての楽器が一気に疾走する。

 

 

スタートからラストに向かって

どんどんテンポが上がっていくかのような

錯覚に陥る、このドライブ感はどうだ。

 

電子ピアノ*1が、ストリングス*2が、

ベースからドラムスに負けじと、

競うようにスピードを上げていく。

 

 

らせんを描くようなフレーズを繰り返す、

異様な速さのピアノが彩るサビに至っても、

渡辺真知子のボーカルだけが、

悠然と、軽やかにメロディーを紡いでいく。

 

 

まるで何かに駆り立てられるように、

落ち着かない楽器たちによって、

3分余りの疾走は、あっという間に終息する。 

 

 

あの疾走感をとりもどそうと、

思わずリピートしてしまう。

 

 

名曲・聴きドコロ★マニアックス

イントロで聴ける高いキュイッ、キュイッの音、

カモメの鳴き声ではない。

 

おそらく夜の港なんかで聞こえる音(汽笛?)を

エレキギターか何かで再現していると思われる。

ところで、あの港で聞こえる高い音、あの正体は何なのだろう?

 

 

意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み

「かもめ」

言わずと知れた海鳥。各地の港の象徴的存在になっているが、

カモメは実は渡り鳥。基本的に日本には冬の間しかいない。

 

渡り者の男に恋をし、カモメのように去っていった男に

未練を残す女の歌、なんですな。

 

夏の間に見る似たような海鳥は、おそらくウミネコ。カモメじゃない。

ウミネコが飛んだ~、では物語にならない。

 

「翔んだ」

そもそもこの字は本来「とんだ」とは読まない。

意味もとにした当て字。まぁ、気取っているんですな。

「美味しい」を「おいしい」と無理に読むのとおなじ。

 

amazonで現在入手可能な収録CD 1曲目/視聴可能
海につれていって

海につれていって

 

 

iTunes / 視聴も可能
かもめが翔んだ日

かもめが翔んだ日

 

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シングルジャケット/駿河屋より

作詞 伊藤アキラ、作曲 渡辺真知子、編曲 船山基紀

1978年(昭和53年)4月21日、CBSソニーより発売

 

歌詞はうたまっぷ

渡辺真知子/歌詞:かもめが翔んだ日/うたまっぷ歌詞無料検索

 

曲にまつわる背景などはwikipediaにくわしい

かもめが翔んだ日 - Wikipedia

 

オリコン最高位5位(年間20位/1978年)

脚注

*1:もしくはハープシコード

*2:バイオリンをはじめとする弦楽器の一団のこと