日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

『いい日旅立ち』 山口百恵 ~ 豪華でドラマチックな、後ろ向きのうた

どうも、無視して通ることができない

というものがあるようだ。

 

深田久弥は、著書「日本百名山」の

甲斐駒ケ岳の項で、

たとえ10名山に絞ったとしても

決して落とすことのない山としてその名を挙げている。

 

同じように、この曲も決して外すことはできない。

10名曲、、は言い過ぎかもしれないが。

 

 

歌詞の内容は、現実から逃げ去る曲である。

あてのない希望に向かって、いまを捨て去る。

 

夢に破れて逃げ去るのか、

恋人と別れて逃げ去るのか、

あるいはその両方だろうか。

 

決して過去をすべて捨て去るわけではない。

子どものころの思い出は胸にしまって、

あてのない旅に出る歌だ。

 

「夕焼けを探しに」「羊雲を探しに」

と、かなりのあてのなさだ。

旅立ちの理由になるものではない。

そもそも旅先に探しに行くものではないだろう。

 

最後に本音が出る

「幸せを探しに」と。

 

 

それが、谷村新司お得意のドラマチックなメロディーと、

国鉄のCMソングに取り上げられたおかげもあって

この陰鬱な歌*1も、

希望が満ちたかのように盛り上がる歌になった。

 

いい日旅立ち』、という前向きなタイトルの

おかげも、かなりあると思う。

 

 

名曲・聴きドコロ★マニアックス

旅情、という言葉にイメージされるように、

ウキウキワクワクの楽しい旅ではない。

時代もあったのだろう、当時の旅のイメージは

しみじみ、としたものだったのかもしれない。

また、「旅」にそれを求める人も多かったのだろう。

 

発車チャイムをイメージさせる出だしから、

物寂しげなトランペットのイントロへと引き継がれる。

このトランペットを吹いているのが数原晋。

必殺仕事人の、あのフレーズを奏でている

まさにその人だ!*2

 

意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み

いい日旅立ち

もしかしたら、CMソングのために

タイトルがあらかじめ与えらていれた曲なのかもしれない。

 

以前から、この「いい日旅立ち」というフレーズが

妙に浮いているのが気になっていた。

「♪一人きり 旅に出」たり

「♪砂に枯れ木で書くつもり さよならと」

いう日のどこが、「いい日」なのかと。

 

 

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GOLDEN☆BEST 山口百恵 コンプリート・シングルコレクション

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いい日 旅立ち

いい日 旅立ち

 

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いい日旅立ち[山口百恵][EP盤]シングルジャケット/amazonより

作詞・作曲 谷村新司、編曲 川口真

1978年(昭和53年)11月21日、CBSソニーより発売

 

歌詞はうたまっぷ

山口百恵/歌詞:いい日旅立ち/うたまっぷ歌詞無料検索

 

曲にまつわる背景などはwikipediaにくわしい

いい日旅立ち - Wikipedia

 

オリコン最高位3位(年間20位/1979年)

脚注

*1:もっとも歌詞自身も谷村によるものだが

*2:だからどうしたという話ではあるが