日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

『ビューティフル・ネーム』 ゴダイゴ ~ beautifulは、うつくしいではなく、すばらしいなんだ。

小学校か何かで習ったような覚えがある。

音楽の教科書ではなく、

小さな歌本のような副読書に載っていた気がする。

 

その時には、こんな絶妙にノリの良い歌だとは、思いもよらななかった。

 

 

オリジナルの『ビューティフル・ネーム』は

「♪きょうも こどたちは ちさな手を ひぉげて」

「♪呼びけよう なぁえを すらしい なぁえを」

歌いだしを除いて、ことばの2文字目に拍子の頭(アクセント)がある。

 

これがまるで、いわゆるヨコ乗り、

裏拍にアクセントがあるような効果を生み出している。

ゴダイゴの強力なリズム陣(スティーブ・フォックストミー・スナイダー*1)のたまものか。

こんなスローテンポの曲でも、ここまでノリがいいと、

思わず体が動いてしまう。

 

 

ビューティフル・ネーム[ゴダイゴ][EP盤]
シングルジャケット/amazonより
 
  • 作詞 伊藤アキラ、作曲 タケカワユキヒデ、編曲 ミッキー吉野
  • 1979年(昭和54年)4月1日、日本コロムビアより発売
  • オリコン最高位2位(年間19位/1979年)
  • 歌詞はうたまっぷへ:ビューティフル・ネーム ゴダイゴ 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
  • 曲にまつわる背景などはwikipediaにくわしい: ビューティフル・ネーム - Wikipedia
  •  

     

    というより実は元々は裏拍にアクセントがあったんじゃないの?

    とも思えてしまう。子供向けの歌ということで表拍にしただけで。

     

    試しにレゲエ風にリズムをとりながら歌っていても

    「♪きょも どもたは ちいさ手を ひろぉて」

    「♪びか なまぁを すばらい なまぁを」

    何の違和感もないどころか、こっちの方がしっくりくるくらいで。

     

     

    当時はこういう小難しいノリのリズムは

    子ども相手の譜面にする際に、いとも簡単に直されてしまって

    平滑な歌いやすいものにされてしまうことが多かった。

    なんて勿体ないことをするのだろう。

     

    そんなだから、初めてゴダイゴの歌唱を聴いたときは驚いたものだ。

    こんなにリズミカルないい曲だったとは!

     

     

     「♪光と、そよ風と、ともだちを 呼んでる」

    歌詞も素晴らしいじゃないか!

     

    名曲・聴きドコロ★マニアックス

    結構どうでもいいことだが、この曲、前奏が1拍足りない。

    レコード針が飛んでリピートしたかのような

    始まりから抜け出たと思ったら、

    歌いだしの前の小節で、

    2拍子目でぷつりと切れて、静かな3拍目のみで

    4拍目がなく歌に突入する。なぜ?

     

    自分の持っているCDの音が飛んでいるのかと

    おもわず疑ってしまうようなイントロだ。

     

     

    意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み

    「ビューティフル・ネーム」

    「うつくしい名前」とは訳さず「すばらしい名前」としているのが絶妙。

     

    ゴダイゴは、まず英語詞の歌を作ってから、日本語の歌も作るという

    西洋かぶれもたいがいにせーよ、という変な作り方をしている。

    だから、作詞は奈良橋陽子、訳詞が伊藤アキラ、とするのが

    本来正しいのかもしれない。

     

    amazonで現在入手可能な収録CD 1曲目/視聴可能

    GODIEGO GREAT BEST 1

    GODIEGO GREAT BEST 1

     

    ついでに英語バージョンもどうぞ

     

    脚注

    *1:ルパンの挿入歌『Super Hero』(1977年/試聴/停止 byiTunesからダウンロード)でおなじみ(?)