日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

『君がいるだけで』 米米クラブ ~ 移り気男の本命アピールタイム。そう、例えば、、、

おそらく本人たちも意図せぬままに、

トップまで登り詰めてしまった偉大なるマイナー、米米クラブ*1

 

この歌にしても、もしかすると

元々はトレンディー路線のポップスに対するパロディだったのかもしれない。

 

例えば、『君がいるだけで、心が強くなれる』

なんてフレーズ、スゴくそれっぽいじゃん?

みたいなノリの。

 

 

君がいるだけで
シングルジャケット/amazonより
君がいるだけで

君がいるだけで

 
  • 作詞・作曲 米米CLUB、編曲 中村哲
  • 1992年(平成4年)5月4日、ソニーレコードより発売
  • オリコン最高位6週1位(年間1位/1992年)
  • 歌詞はうたまっぷへ:君がいるだけで 米米CLUB 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
  • 曲にまつわる背景などはwikipediaにくわしい:君がいるだけで/愛してる - Wikipedia
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    音の切れ目と、言葉の切れ目が全然かみ合っていないのも

    これも実はワザとのような気がする。

     

    例えば、君が居るだ。毛で心が、強く慣れる。古都。

    何より、大切な藻。野を築かせ、テクれたね。

     

    テクれたって何よ(笑)、って具合に

    そうやってワイワイと作ったのだとしたら、実に楽しそうだ*2

     

    いつでも、どんな時も、二人はヲタ。GUYを信じ、TERU!

     

    ・・・悪ふざけはこの辺にしておこう。二人はヲタ(笑)

     

     

     

     

    それがどうしたことか、ウソからマコト、ヒョウタンからコマ。

     

    ご本人さんよりも、ずっと本人みたいなモノマネ芸人のように、 

    真に迫りすぎていて、贋作だと気づかれない美術品のように、

    出来すぎたパロディーが本物になってしまった。

     

    卓越した音楽センスもさることながら、

    カールスモーキー石井の歌が上手すぎたのが原因のひとつだろう。

     

     

     

    米米クラブという集団は、実に特異な集団で、

    バンド扱いされているが、実態は劇団に近い。

    ライブも、コンサートというよりは、舞台のようだったと聞く。

     

    ミュージカルをやっている連中が、

    いつもやっていることを、ファン向けにシングルとして出したら、

    知らない人にまで大いに受けた、

    というような状態を想像するとよいと思われる。

     

    あるいは、声優が、役名でシングルを出したらバカ売れしてしまい、

    周囲がなんだかその気になってしまった、

    という表現の方がわかりやすい人*3もいるかもしれない。

     

     

     

    『君がいるだけで』が、史上まれに見る勢いで売れたことで、

    かえって自由に身動きが取れなくなってしまったことは確かなようで、

    まるで映画ハリー・ポッター役の青年が、ハリー・ポッターしか

    できなくなった(もしくはやらせてもらえなくなった)ように。

     

    一度ついてしまった大衆イメージに縛られてしまい、

    それ以前のヒット曲『KOME KOME WAR』(1988年/試聴/停止 byiTunesからダウンロード)や

    『ファンク・フジヤマ』(1989年/試聴/停止 byiTunesからダウンロード)のような、

    “彼ららしい”楽曲は表向きには影を潜めてしまう結果になった。

     

    サザンオールスターズのように、

    シリアスもコメディーも、等しくどっちもメインでやる、

    という方向に行ければよかったんだろうけど。

     

     

    そんだけ破壊力が強すぎたんだな。この曲は。

     

     

     

     

    名曲・聴きドコロ★マニアックス

    この曲、結婚式とかで歌う人が結構いたようだけど、

    それっていいのかな?

     

    内容的には、

    ついつい出来心で痛い目にもあって来たんだよ、どうかしてたよ。

    いろいろ気移りもしてきたけど、あまり大事にもしてこなかったけど、

    今気づいたよ。本気なのは君だけさ~。わかるでしょ?

    なんて浮気な内容なので、正直いかがなものかと。

     

    もともと、メンバーの

    フラッシュ金子と石井美奈子(カールスモーキー石井実妹らしい)

    の結婚を祝って作られた曲ではあるらしいけど、

    身内の結婚式を軽く茶化すのにはもってこいの内容でも、

    人様の結婚式でこれを歌っていいものか。

    2次会での披露程度にしといたほうがいいと思う。

     

     

    しかし、こういうことで後からああだこうだ言い出す

    親類のうっとおしいおっちゃんにならないように

    こういう考え方も自制しなくてはいけない。

     

     

    そういえば、中村玉緒がテレビで

    人の結婚式では必ず

    『さざんかの宿』(大川栄策/1982年/試聴/停止 byiTunesからダウンロード)を歌うんです、といって、

    明石家さんまにどやされていたのを思い出した。

     

    あまり歌詞の意味も考えずに、歌ってることってあるよね。

    コドモが、えらいスケベな歌を歌っていてびっくりするように。

     

     

    意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み

    「True Heart」

    おそらくここで意味するのは、浮気に対する「本気」のことだろう。 

    本命のコに対し、必死に持ち上げてみたり、

    過去の言い訳も含めて反省のそぶりを見せたりと大変だ。

    「True Heart わかって」なんて、

    『3年目の浮気』(ヒロシ&キーボー/1982年/試聴はこの先から)を彷彿とさせる。

    謡曲か。

     

     

    「ありがちな罠につい引き込まれ 思いもよらない悔しい涙よ」

    これも浮気心のことだろうね。そんでもって、どうもフラれたらしい。

    というより、相手にされなかったことをアピールしているのだと思われる。

     

     

     

    「自分の弱さも知らないくせに 強がりの汽車を走らせていた」

    オレってイケてる、っていきがってたんだよね。

    ほんとはそんなことないのに、と

    これは若気の至りだったことのアピールだね。

     

     

    「裏切りの鏡に映し出された 笑顔につられて流された日々」

    裏切りだとは知りつつも流されて浮気心を出していた。

    そんな日々は過去だよ、今は心を入れ替えたとアピール。

     

     

     

    amazonで現在入手可能な収録CD 2枚目4曲目/視聴可能

    米~Best of Best~

    米~Best of Best~

     

    脚注

    *1:米米CLUB、と表記するのが正しいんだろうけど。なんとなく、できるだけアルファベット表記使いたくないんだよ。

    *2:米米CLUBの作詞・作曲のクレジットは、基本的には「米米CLUB」。みんなで作っていることをアピールしていたのか。

    *3:二人はヲタ、のような人たち