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日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介

『So Young』 The Yellow Monkey ~ 坊やだからさ。あれ、自分で言っちゃったよ。

あぁしまった!そうだった!

と関西弁で叫んでいるようにしか聞こえないが、

「そぉや~ん!!」こと、So Young。

 

The Yellow Monkeyの曲を

ああ、これ凄くいいな、と最初に思った曲。 

弟の持っていたベストアルバムに入っていた

この曲をきっかけに、時代をさかのぼるように

イエモンを聴くようになったのだから、

我ながらどんくさいというか、疎すぎる。

 

 

「♪花が開いて 日差しに溶けて 君が笑った うたかたの午後

街は穏やか 風のにおいも柔らかだから 君を抱いた」

 

ここまでは、優しく幸せな春の日を歌っている。

 

そこから一変、

「春はなんて優しくて残酷」

 

何故、どうして、何が残酷なんだろう。

主人公にとって、ただ穏やかな日々は

熱い青春を日々を奪ってしまうとでもいうのだろうか。

 

 

このあとは、ひたすらもがき苦しむような

歌詞が続いていく。

 

主人公は、夢を追いかけて、恋人を捨てたのだろうか。

若き日の過ち、しかし決して後悔しないと心に決めた過ちを

歌った歌なのだろうか。

So Young!*1

 

 

 

青春エンドレス!

正しいことだって、間違ったことだって

それらすべてひっくるめて自分を形成している。

そしてすべて未来へつながっていく。

 

「♪鮮やかな朝日を浴びて歩こう すべての愛と過ちを道連れに!!」

 なんという自己肯定。

 

若者だけの特権ではない。

それはまさしく青春そのものなのだ。

 

 

 

名曲・聴きドコロ★マニアックス

曲はホンキ―トンク調のピアノからはじまる。

珍しくピアノを前面に出してスタートだが、

すぐにバトンタッチをするように

ギターの静かなリフにつながって、ピアノの存在は薄れていく。

 

どういうわけか、このギターのフレーズが

大のお気に入りになってしまい、

一時期、何気に自分の安ギターを手に取ると

手癖のようにこのフレーズを延々と弾いていたころがあった。

どんだけ繰り返しても飽きない。

初めて聴いてからずいぶん経つが、今でも飽きない。

 

メロディーにしても、幾度となく同じフレーズを繰り返す

シンプルな構成の曲だが、

「♪喚き散らして未来を探した」や

「♪誰にでもある青春」の部分などで、

言葉の響きに合わせて、微妙にフレーズに変化を

持たせている部分が実に印象に残る。

 

声を大にして言っているよう聞こえてくるのだ。

心にグッとくるのだ。

「喚き散らして」と、

本当に喚いているように聞こえるのだ。

 

 

 

意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み

「赤く開いた天国への扉さ」

「白く震えた旅人に残る絆さ」

対の言葉になっていることは確かだけど、なんだかまったくもって意味不明。

無理に意味を求めようとすると、

前者を女性器、後者を男性器の隠喩としてとらえるしかなくなってしまう。

仮にそうだとするとずいぶん突拍子がなく、無意味だけどね。

 

あるいは、前者はボブ・ディランの名曲*2から持ってきたとすると

後者の元ネタがわからない。やっぱ深い意味はないのかな。

 

 

amazonで現在入手可能な収録CD 7曲目/視聴可能
GOLDEN YEARS Singles 1996-2001

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iTunes / 視聴も可能
SO YOUNG

SO YOUNG

 

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SO YOUNGシングルジャケット/amazonより

作詞・作曲 吉井和哉、編曲 The Yellow Monkey

1999年(平成11年)3月3日、ファンハウスより発売

 

歌詞はうたまっぷ

THE YELLOW MONKEY/歌詞:SO YOUNG/うたまっぷ歌詞無料検索

 

曲にまつわる背景などはwikipediaにくわしい

SO YOUNG - Wikipedia

 

オリコン最高位5位

脚注

*1:イエモンの歌は、歌詞に「!」をつけたくなるね

*2:『Knockin' on Heaven's Door(邦題:天国への扉)』(1973年)。ガンズ・アンド・ローゼスによるカバーもイイ。