日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見による日本100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

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『ウェディング・ベル』 シュガー ~ 静粛どころか奔放すぎるオルガンにつき聴き逃がし注意

一発屋の巣窟として名高い、ヤマハの「ポプコン」出身である。 そんな出自から容易に想像がつくように、 表題曲の歌い手であるシュガー、および作詞・作曲の古田喜昭は、 いずれもご多分に漏れず、一発屋として記憶されている。 その特大の一発こそが、『ウェディング・ベル』であり、 美しいたたずまいのコーラスの中の「くたばっちまえ アーメン」という 強烈なフレーズによる爆発的な瞬間最高風速で、 一発屋どころか一瞬屋と呼んで良いような存在となった。 一発屋というのは、特大のヒット曲を出したも…

『大都会』 クリスタル・キング ~ 底辺の現実にも、希望あふれる壮大な歌

最初に現れたきり、その後なかなか登場しないサビを待ちわびているうちに、 いつしかBメロのハーモニーの魅力の虜になってしまった。 ロングのカーリーヘアー、田中昌之と、 パンチパーマ+サングラスのムッシュ吉崎の ツインボーカルをメインに据えたバンド、 クリスタルキング。 そのビジュアルの異様さから、 アニメ「北斗の拳」の主題歌の話が来るなど 当時からほぼイロモノ扱いのバンドであった。 また、『大都会』のインパクトがあまりにも強すぎたせいで 一発屋のレッテルを貼られ、損な立ち位置に…

『あずさ2号』 狩人 ~ 鉄道ファンとハモりフェチに永く愛されるマニアな歌

ハモりフェチにはたまらない。 「♪さよならはー いつまで経ってもー とても言えそぉにー ありませーんー」 いやぁ、ぞくぞくするねえ。 とんねるずの木梨憲武が、山本譲二と組んで 「憲三郎&ジョージ山本」というユニットをやっていた時に、 ジョークで「ライバルは狩人」と言っていたのも肯ける。*1 メロディーはしっかり一本で通っていながら、 それを壊さずに、しっかり自己主張しまくっているハモりパート*2が まったくもって琴線までもくすぐりまくってくれる。 アリスの堀内孝雄と谷村新司や…