日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見による日本100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

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『学生時代』 ペギー葉山 ~ 思い出が美しすぎるにも限度がある

「青山学院の第二の校歌」とも呼ばれているというからには、 てっきり青山学院大学のことだと思っていたのだが 青山学院といっても、実は青山学院高等部ゆかりの歌らしい。 (ところで、「高等部」って声に出して言うと、「後頭部」とまったく同じだよな。) 少なくともこれを歌っていたペギー葉山にとっては、 まさしく出身校である青山学院高等部の歌だったらしい。 歌詞的には、時代もあったんだろうけど、ずいぶんと青く、スレていない感じが、 確かに大学時代よりは高等時代の方がしっくりくるような気が…

『わかれうた』 中島みゆき ~ 私小説的な物語。お笑いの自虐ネタではありません。

ねぇよ! 反射的に突っ込みたくなるくらい強烈な、 そんな問いかけから歌はスタートする。 「♪みちに倒れて 誰かの名を 呼び続けたことは ありますか?」 すごいね、これ。 名作と呼ばれる小説の多くは、 その書き出しが最も印象的だったりするが それらに勝るとも劣らぬ書き出しだ。 シングルジャケット/amazonより わかれうた中島みゆきJ-Pop¥250provided courtesy of iTunes 作詞・作曲 中島みゆき、編曲 福井崚・吉野金次 1977年(昭和52年)…

『少年時代』 井上陽水 ~ 憧れを覚えていますか。いいえ忘れたことにしました。

和製ボブ・ディラン、といえば吉田拓郎のことだが、 いやいや和製ディランであれば、むしろ 井上陽水のことだろう、と常々思っている。 どうやら自分の持つボブ・ディランのイメージと 世間の持つボブ・ディランのイメージに隔たりがあるらしい。 自分のイメージするディランといえば 偉大なる詩人先生、であり、 あの崩した歌い方はその次の特徴であるからだ。 シングルジャケット/amazonより 少年時代井上陽水J-Pop¥250provided courtesy of iTunes 作詞 井…

『想い出の渚』 ザ・ワイルドワンズ ~ 日本人の夏はノスタルジィでできている

夏のうたがノスタルジックになったのは、いつからなのだろうか。 夏の歌といえば、大人も子どもも恋人も、 夏だぜ海だぜ騒ごぜイエイ、てな開放的な感じではなく、 夏の日の思い出を、優しく、ときに切なく歌い上げる曲が 日本の歌には特に多い気がする。 「♪麦わら帽子はもう消えた 田んぼの蛙ももう消えた それでも待ってる夏休み」 『夏休み』(よしだたくろう/1971年/※試聴環境がないようです by)、 「♪胸元が揺れたら 雫が砂に舞い 言葉もないままに あきらめの夏」 『夏をあきらめて…