日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見による日本100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

『スーダラ節』 の検索結果:

『ハイそれまでョ』 植木等 ~ 卓越した表現力はタチが悪い

…いたようで、 前年の『スーダラ節』が、ヒットの勢いを得て映画化*1し、 さらにつづけての映画『ニッポン無責任時代』の主題歌(のひとつ)となったのがこれ。 つづけて、といっても実際は間にもう2作映画があるらしいが、 実際のところどれも歌以外はよく知らない。 歌ありきの作品、というのがよくわかる。 一応そのタイトルを発表順に挙げておくと、 『スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねぇ』 (1962年3月公開。主題歌『スーダラ節』※試聴環境がないようです by) 『クレージーの花嫁…

『スーダラ節』 ハナ肇とクレージー・キャッツ ~ 生真面目にとほうもない脱力劇

サラリーマン哀歌の元祖ともいえる楽曲だが、 その突き抜けるまでの能天気なアレンジと歌唱が、 根底に流れる暗さを微塵も感じさせない、 浮かれた、酔いの境地に似た空間を醸し出している。 サビは、脱力を無限に発する 「♪スーイ スーイ スーダラダッダ スラスラ スイスイスイ」 ときたモンで、 どこかを泳いでいるのか、何かをそらんじているのか、 まあ意味も何もないのだろうが、とにかく強烈だ。 すっとぼけた管楽器の伴奏が、きらびやかに花を添えている。 そして何の必然性もなく、歌の直前の…