ハモりフェチにはたまらない。
「♪さよならはー いつまで経ってもー とても言えそぉにー ありませーんー」
いやぁ、ぞくぞくするねえ。
「憲三郎&ジョージ山本」というユニットをやっていた時に、
ジョークで「ライバルは狩人」と言っていたのも肯ける。*1
メロディーはしっかり一本で通っていながら、
それを壊さずに、しっかり自己主張しまくっているハモりパート*2が
まったくもって琴線までもくすぐりまくってくれる。
サイモン&ガーファンクル、はたまた
カズンの二人*3のように、
どっちが主旋律かわからないようなハーモニーも捨てがたいが、
ハモりの気持ちよさでは狩人が一歩上を行く。
似たような自己主張ハーモニーをいくつか挙げてみる。
クリスタルキングの『大都会』(1979年/ by
)
花*花の『あ~よかった』(1999年/ by
)
などなど
個人的に、なぜかダ・カーポにはまっていた時期があったが
榊原まさとしの尋常ならざるハモりパートに
惚れ込んでいたのだろうと、今になって思う。
そんな自分こそハモりフェチだと実感する。
また、ベースライン*4フェチでもある自分にとって、
マンドリンのトレモロからスタートするAメロではほとんど無音に近いベースが、
「♪その寂しさがきっと私を」
あたりからゆったりと登場してきて
Bメロの手前で一気にマックスに持っていき、
サビでは飛び跳ねまくるあたりも、またたまらないのです。
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・・・マニアックな話題はさておき、
新幹線を除いて、たぶん日本で一番有名な特急列車。
ふつうは、鉄道ファンや鉄道旅行好きでもない限り、
自分の生活圏以外の特急列車の名前なんて、ほとんど知らない。
それがどうしたことだろう。
ある年代以上の相当数の日本人に、
あろうことか、その出発時刻まで知られている特急列車が存在する。
『あずさ2号』
運行形態の変更により、今では甲信地方の人間が
朝イチで東京方面に出発するビジネス特急になってしまったが、
特急列車だった。
「♪8時ちょうどの あずさ2号で 私は私はあなたから 旅立ちます」
ここはほとんどハモらない。でもここが一番有名。
力も入って、「♪はーあちじちょうどのぉー あーあずさ2号でぇー」
とついついつんのめり気味になってしまうのはご愛嬌。
名曲・聴きドコロ★マニアックス
メロディーが微妙に難しい。
同じ音を続けた方が自然にも感じる部分にも
わざわざ音の高低をつけて表情を与えている。
「♪あした わたぁしは 旅にでまぁす あなたの知らない 人とふたぁりで」
「♪そのさみしさがー きっとわたしを 変えてくれると 思いたいのですー」
「♪わたしにとって あなたはいまも まぶしいひとつの 青春なんですー」
ゆらぎまくり。
意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み
「あずさ」
新宿~松本間を主要区間として走行する特急列車。名古屋発の信州行き「しなの」と並んで、電車酔いやすいことでも有名。
「春まだ浅い信濃路へ」
信州の春は遅い。この曲の発売された3月末ごろでは、まだまだ東京の真冬よりも寒い。特に沿線の諏訪地域~松本地域のほとんどがスカイツリーのてっぺんよりも標高が高いくらいなので、もっと暖かくなってから向かった方がいいと思う。
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