カラオケでこの曲を選曲した人がいたならば、
ぜひとも勝手にハモりパートを歌って迷惑がられたいと
常日頃から思ってやまないのだが、ついぞその機会に巡り合わない。
というより、今の今までただの一度も、この曲やこのグループの話題が
会話に登場したことも、街角で巡り当たったことすらもない。
うすうす感じてはいる。
この曲、本来百名曲に選ぶような対象ではない。
知る人ぞ知る名曲、とか、隠れた名曲、そういうのにピッタリの曲だ。
だけど選ばずにいられなかった。
だってこんなにいい曲なのだから。
シングルジャケット/珍しく手持ちの画像より
「♪星の数ほど訪れる巡り逢いの中で あなたが私をたった一人愛してくれたから」
声にならない声を、一生懸命に絞り出しているような、
ボーカルの高木郁乃の、か細いが懸命な歌声に、
歌詞にある通りに、まさに「♪胸がギュンて鳴る」思いがする。
キュン、ではなく、ギュン。
締め付けられるような思い。キュンとは重さが違う。
切ないのではない。トキメキでもない。
激しいまでの胸の高鳴りだ*1。
「♪何があっても この腕がちぎれそうになっても 離さない」
「♪たとえあなたが女に生まれていたとしても」
舞い上がりすぎて、テンションが上がりすぎて、止められなくなっているご様子。
これは心のうちの叫びなのだと思いたい。
これらを実際に声に出していたとしたら、大げさすぎて引くわー。
「♪そう、このにおい 耳の後ろのにおい 昔から知ってる」
うわぁ。。
「♪この東京で 交差点や駅のホームとか あなたと私は きっとすれ違ったりしていた
離れた空の下で おなじ時おなじ星を見上げて ため息漏らしてたかもね もう離さないで」
おもわずワンフレーズそのまま掲載してしまったが
こういう風に、思える相手がいるってのは、いまが幸せだからだよね。
愛の押し付けが激しすぎて、ドン引きされないように。
なんて余計な心配をしてしまうほどに。
末永く幸あれ!
名曲・聴きドコロ★マニアックス
伴奏音のほぼすべての音が、リバーブというかエコーというか
そんな残響音のなかに包まれていて、
曲全体にふわふわとした浮遊感を醸し出している。
ただひとつ、なんだか忙しげなドラムスの音を除いては。
そのため、ボーカルが始まってしまうと、
ボーカルの後ろでドラムだけが鳴っている、
そんな錯覚すら覚えてしまう。
そんな現実感のない音に
正直打ち込み音*2だと思っていたが、
プロモーションビデオや、ライブ映像を見る限り、どうやら生演奏らしい。
吉田に至っては、アコースティック楽器の最たる、ウッドベースまで弾いているではないか。
すんごく意外。
意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み
ここまで来たよ
必ずこの場所だどりついてるわ
あなた、の居る場所、ということなんだろうけど、
何故場所指定なのだろう?
猫*3か!
星の数ほど
屁理屈をこねくり回してみる。
東京の人口は、昼間人口で約1,500万人。
単純に男女比率が半々だとすると、男性は750万人いることになる。
ただしこれは年齢やら好みやらの関係で、完全なる対象外になる人も含んでの人数だ。
仮に、そのうち1%が恋愛対象たりえるとすると7万人強か。
一方、地球から人の目で見える明るさの星、
つまり6等星以上の明るさの星*4の数は9,000個ほどという。
これは明かりが無い場所での理論上の数だ。
不夜城である東京のような、街中で見える明るさの星はもっと少なく、
2等星以上の明るさの星は、100個ほどしかないという。
実際は南半球でしか見えない星などもあるから、もっともっと少ない。
恋愛対象として巡り合いそうな人の数として
結構現実的な数なのかな。100人足らずというのは。
結論:
「星の数ほど」ってよく使われる表現だけど、実際大した数じゃないので
振られた人へのなぐさめに使うのはふさわしくないのだよ。
んむ、まさに屁理屈。
声に抱かれてた
同居していない恋人同士。
涙こらえた夜も、微笑む朝も、というのは、やっぱり電話だろうか。
いろんな場面で、電話口で慰められてきたのだろう。
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