Q1.ヒアリング問題です。
次の音声を聞いて内容を書き下し、カッコ内にその意味を日本語で書きなさい
♪ちゃ~んとデレレレ脳裏忠義一本ですfee for festival
(抜かりなくデレております。頭の中はすべて忠義心のみで一点の曇りもございません。こちらが祭礼の手間賃にございます。)
これはZOOの代表曲である表題曲の導入部分のフレーズで、
のちにEXILEが、ほぼカラオケ状態の同曲のカバーをヒットさせた*1際にも
全く同じフレーズが使われたことでもおなじみであるが、
この部分は実はまったく別の歌からの引用、いわゆる「サンプリング*2」で、
サンプル元はアメリカのボーカルユニット、D・トレインのダンスナンバー
『Keep On』(1982年/ by
)とのこと。
この視聴リンクには出てこないが、原曲をフルコーラスでたどれば
後半過ぎあたりでこのフレーズを聴くことが出来る。
もちろん上に書いたふざけた解答は正しい歌詞でもなんでもなく、正答は以下。
♪Sky is the limit and you know that you keep on just keep on pressin' on
(きみが前進し続ける限り そこには天空のように限界なんて存在しない)
おそらくは「トレイン」繋がりという理由だけで取って付けられたモノなので、
この部分の意味を知ったところで深い意味は得られない。
しかし一語も正答しないとは・・・。festivalくらいあっていると思ったんだけどな。

基本的には歌を聴くときには歌詞カードなんか見ないで嗜むものだから、
ここまで徹底して文節ごとに日英とっかえひっかえの言葉にされると、
もう脳内の言語変換機能がマヒしてしまい、まったく歌詞の意味が入ってこない。
歌っている方も、言葉を紡いで何かを訴えかけようという気はさらさらないらしく、
ただフィーリングをリズムに乗せてくれるおかげで、意味なんかどうでもよくなってくる。
さらには、脳内のおちゃらけ軍が「♪メキメキと ぶよぶよ ちゅーちゅーて~ん」
なんて余計な変換も加えてくれるので、何度リピートしようと
日本語が英語に聞こえ、英語が日本語に聞こえて、もう完全に解析不能だ。
Q2.ヒアリング問題です。
次の音声を聞いて内容を書き下し、カッコ内にその意味を日本語で書きなさい
♪胸に疑い 届く愛 Don't Care! まれにsympathy
(沸き起こる疑いの心、それでも受け取る愛情。気にするな!気まぐれな共感じゃないか。)
なのか、
♪胸に打つ Tough Guy 届く I don't care many 新橋
(ハートにズキューンと来るような逞しい男性がやって来た。私はあふれかえるほどの新橋も気にしない。)
なのか本気で考えていたら、
歌詞見たら
♪胸に Who's that guy 届く I don't care merry sympathy
(胸に沸き起こる疑問「あの男の人は誰ですか?」 届く電波「私は愉快な共感を気にしません」)
と、想定していた遥か斜め上を行くカオスっぷりに、鼻汁を吹きそうになる。
Q3.ヒアリング問題です。
次の音声を聞いて内容を書き下し、カッコ内にその意味を日本語で書きなさい
♪It's easy feel like a ski, skiing.
To the paradise, every please to the choo choo TRAIN
(スキーを、そうまるでスキーを滑るように簡単なことなのです。天国へ行くには、チューチュートレインに対するあらゆる配慮が必要なのです。)
ああ、もう本当の歌詞*3なんかどうでもよくなってきた。
たぶんあの、催眠術を掛けられるようにぐるぐる回るダンスのせいだな!
意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み
Choo Choo TRAIN
チューチュートレインといえば、
ニール・セダカの『恋の片道切符』(1959年/ by
)だよな!
といって人にバカにされたのは今は昔。
「チューチュートレイン」は、しばしば「汽車ぽっぽ」と和訳されるが、
ニュアンス的にはそこまで幼児語ではないような気がする。
日本語にちょうど良い訳語が無いのでしょうがないのだが、
どちらかというと「デゴイチ」*4的な、機関車の愛称に近いものと思われる。
現在入手可能な音源
やっぱ生で聴きたい人は、ライブ・イベント情報&チケット
※該当曲を聴ける保証はありません。
脚注
*1:【EXILEが、ほぼカラオケ状態の同曲のカバーをヒットさせた】そもそも、EXILE自体が、ZOOのメンバーであったHIROが中心となって立ち上げたグループなので、ある意味持ち歌の再録であるともいえる。
*2:【サンプリング】ほかの曲のフレーズを、効果音というよりはリズムとして使用する手法。これをパクリというかどうかは議論があるが、クラブのDJがレコードのターンテーブルで演るスクラッチが、レコードを一つの楽器として変則的なリズムで掛けることで新たな音楽を生み出していることを考えれば、この手法も少しは納得してもらえるだろうか
*3:【本当の歌詞】「♪Heat Heat Beat's like a skip skip. To The Paradise take me please oh Choo Choo Train」だとさ。