果たしてこれは、歌なのだろうか。
草創期に散々物議をかもした「ラップ」のほうが、はるかに歌らしいではないか。
ラップミュージックには、メロディーラインはなくても、リズムに乗った言葉がある時点で、はるかに歌であるといえる。
一方、表題曲ときたら、タイトルコールである「♪港のヨーコヨコハマヨコスカ~」のコーラス部分以外には、歌唱にメロディーラインも、リズムもない。
ただただセリフがあるだけだ。
ベースのリフに乗って、強面のニイちゃん、ネエちゃんの「証言」が延々と綴られていく。
主人公は、「ヨーコ」という水商売の女のコの足跡をたどって、横浜、横須賀と港町を訪ね歩く。
1年前の足跡から始まって、半年前、3か月前、たった今まで、と着実に近づいていくけれど、なかなかたどり着けない。
そしてどこへ行っても、「ヨーコ」との関係を訊かれる。
「アンタ、あのコのなんなのさ」
うわーかっこええ。
なんだなんだ、何が起こってんだこれは。
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