日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見による日本100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

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『ヨイトマケの唄』 丸山明宏 ~ 色眼鏡で見られてしまうのは全部妖怪のせいなのです

のちに年を経て「美輪明宏」という名の妖怪モノノケとなるよりも、ずっと以前。 まだ一介の「化け物」に過ぎなかった丸山明宏というシャンソン歌手が繰り出した、 泥臭く力強くも、切なく心温まる渾身の一作。 男どもに混じって、負けじと肉体労働を生業として働く母親と、 家庭環境をはやされ苛められつつも、強く育つ主人公の立身出世を描く。 歌詞にも歌唱にも、とっつき易さや心地よさというものが皆無であるにもかかわらず このレコードは意外なほどの大ヒットとなったが、 「土方」という歌詞中のキーワ…

『冬のリヴィエラ』 森進一 ~ さわやかな森進一はお好きですか?

演歌とは何か、という問いの解のひとつに、 「演歌歌手が歌っているうた」という、 文字通り本末転倒しているくせに言い得て妙、な答えがある。 演歌というのは非常に厄介な分類で、 メロディーやリズムといった、音楽上の特徴から、 ジャンルを分けることが困難なのだ。 コブシを効かせている、とか、 感情を歌い上げる、とか、 そういう印象面での分類であると認識している。 そういった意味でも、「演歌歌手が歌ううた」という分類法が、 演歌にとって一番適切なジャンル定義となるのだろう。 しかし待…