日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見による日本100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

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『北ウイング』 中森明菜 ~ 鳴り響く不協和音は、破局の予感か

サビでは、力強く。 そしてそれ以外の部分では、囁くように。 遠い町に行ってしまう恋人に、 一緒に来て欲しいと言われたものの、一度は断ったのだろう。 しかし後悔と未練は募るばかりで断ち切れない。 すべてを捨てて、かつての恋人のもとへと旅立つ。 中森明菜の変幻自在のボーカルに歌われる 大まかな筋はそんな内容だが、 要所要所がルー化*1しているために要点がつかみにくい。 シングルジャケット/amazonより 北ウイング中森明菜J-Pop¥250provided courtesy o…

『探偵物語』 薬師丸ひろ子 ~ 連想ゲームの時間です。お題は「とまどい」

その詩といい、そのメロディといい、 かなり映像的な曲だと思う。 「♪あんなに激しい潮騒が あなたの後ろで黙り込む」 激しく波音を立てていた海が、 ひとりの人物を映しだした瞬間に、無音の世界に変わる。 「♪夢で叫んだように唇は動くけれど 言葉は風になる」 激しく何かを叫んでいるが、何を言っているのかは聴こえない。 聴こえるのは、ただ風の音だけ。 イメージがひしひしと沸いてくるが、 この曲が主題歌である肝心の映画の方は見たことないので、 実際にはどういうシーンで使われたのかは知ら…

『越冬つばめ』 森昌子 ~ 美しく唄うツバメ男は何にあらがうのか

おそらく一生のうちに一度も訊かれることは無いだろうが、 もしも、「演歌で最も美しい曲は」と問われたとしたら 迷わずにこの曲を選ぶ。 「♪ヒュールリー ヒュールリーララー」 森昌子のよく通る声による、寂しげなメロディが 実にキャッチ―で印象的。 このフレーズはツバメの啼き声として歌われているが、 実際つばめはこんな啼き方しない。*1 おそらく冬の風の音を、寂しげなつばめの啼き声と重ねているのだろう。 越冬つばめ。 夏にやってくる渡り鳥であり、本来冬にいないはずの 南に還りそびれ…

『冬のリヴィエラ』 森進一 ~ さわやかな森進一はお好きですか?

演歌とは何か、という問いの解のひとつに、 「演歌歌手が歌っているうた」という、 文字通り本末転倒しているくせに言い得て妙、な答えがある。 演歌というのは非常に厄介な分類で、 メロディーやリズムといった、音楽上の特徴から、 ジャンルを分けることが困難なのだ。 コブシを効かせている、とか、 感情を歌い上げる、とか、 そういう印象面での分類であると認識している。 そういった意味でも、「演歌歌手が歌ううた」という分類法が、 演歌にとって一番適切なジャンル定義となるのだろう。 しかし待…

『聖母たちのララバイ』 岩崎宏美 ~ この子守歌はテンションが高すぎて眠れやしない

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『防人の詩』 さだまさし ~ エキサイティング・クエスチョンズ

…08/06/25メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログを見る 天晴〜オールタイム・ベスト〜 [ さだまさし ]ジャンル: CD・DVD・楽器 > CD > ジャパニーズポップス > ロック・ポップス > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 3,517円 やっぱ生で聴きたい人は、ライブ・イベント情報&チケット ▼ さだまさし ※該当曲を聴ける保証はありません。 脚注 *1:文字で書くと変だな。さだらしい。 *2:今でいう自衛隊だな。ただし志願兵ではなく徴兵だが。

『異邦人』 久保田早紀 ~ タマゴが先か、ニワトリが先か。(いや、クボタサキだ)

…ブタイトルに「シルクロードのテーマ」と ついていたことを知ってからだと思う。 そのとおりイントロからの演奏は実に中東的だ。 終始演奏を引っ張っているストリングスもそれっぽいし、 ズンチャカチャッチャ、ズンチャカチャッチャ、というリズムや、 メロディーを追いかけて補完するようなクラリネットの旋律、 寂しげに掻き鳴るペルシャの琴*1などが エキゾチックにいろどりを添えている。 だのに、自分がこの曲に対して 元々おぼろげに持っていた印象は そんなエキゾチックなものではなかった。 似…

『ビューティフル・ネーム』 ゴダイゴ ~ beautifulは、うつくしいではなく、すばらしいなんだ。

これは小学校か何かで習ったような覚えがある。 音楽の教科書ではなく、小さな歌本のような 副読書に載っていた気がする。 その時には、こんな絶妙にノリの良い歌だとは、思いもよらななかった。 オリジナルの『ビューティフル・ネーム』は 「♪きょうも こどもたちは ちいさな手を ひろぉげて」 「♪呼びかけよう なまぁえを すばらしい なまぁえを」 歌いだしを除いて、ことばの2文字目に拍子の頭(アクセント)がある。 これがまるで、いわゆるヨコ乗り、 裏拍にアクセントがあるような効果を生み…

『かもめが翔んだ日』 渡辺真知子 ~ よーいドンで始まる、全速力競争

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『勝手にしやがれ』 沢田研二 ~ カッコつけるが女々しさ全開

勇ましいタイトルや曲調と裏腹に、なんとも女々しい歌であることよ。 力強いピアノによるイントロ*1から導き出される ジュリー*2こと沢田研二の カッコよく歌いあげるストーリィは、、、、 出ていく女をタヌキ寝入でやり過ごす男。 女が出て行ってからむっくり起き上がり、 遠く去りゆく女に向かって、窓越しに「アバヨ」と声をかける。 しまいには夜中だというのに 派手に音楽をかけて朝までひとり残念会で現実逃避。 ・・・なんてカッコ悪いんだろう。 シングルジャケット/amazonより 勝手に…

曲名・人名さくいん ~

…『マイ・スウィート・ロード』 マイ・ペース My Little Lover 『My Revolution』 前田憲男 前野曜子 槇原敬之 『マサチューセッツ』 真島昌利 『まちぶせ』 松尾和子 松尾一彦 松尾潔 松尾芭蕉 『マツケンサンバII』 松平健 松田聖子 松田優作 松任谷正隆 松任谷由実 松原のぶえ 松山猛 松山千春 松村和子 松本伊代 松本一起 松本隆 松本孝弘 『待つわ』 円広志 マドンナ 『マネー・マネー・マネー』 『真冬の帰り道』 『聖母たちのララバイ』 『真…

『あずさ2号』 狩人 ~ 鉄道ファンとハモりフェチに永く愛されるマニアな歌

…ア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログを見る プレミアム・ベスト 狩人 [ 狩人 ]ジャンル: CD・DVD・楽器 > CD > ジャパニーズポップス > ロック・ポップス > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 2,057円 やっぱ生で聴きたい人は、ライブ・イベント情報&チケット ▼ 狩人 ※該当曲を聴ける保証はありません。 脚注 *1:もちろんジョークだろうけど、かなり本音と見た *2:主旋律に和音を与えるパート。必ずしもメロディーの下をなぞるわけではなく、メロ…

『落陽』 山田パンダ ~ 知る人ぞ知るパンダの足跡は、カリスマに踏み潰された

誰でも知っている、当然。 ・・と思っていたことが、 ふとした拍子に、実は誰も知らなかったことを知る、 なんてことが時々ある。 それはドラマだったり、漫画、ゲーム、映画、 ファッション、また子供時代の遊びに至るまで ありとあらゆるところに存在する。 自分の周りでは一大ムーブメントだったはずなのに、 後になって、ほかのコミュニティーで話題に出したところ、 まるでそんな存在自体がなかったかのような、 あっても「そういえば、そんなこともあった気がする」程度の 反応が返ってきて、正直ヘ…

『ペッパー警部』 ピンク・レディー ~ 過去記憶の捏造は、果たして曲による洗脳なのか

時々びっくりするのだけれど、 自分の記憶にある年代と、この記事を書くために調べて分かった年代に 結構なギャップがあることがある*1。 『ペッパー警部』 幼少のころにテレビで見た記憶があるために 事細かに覚えているのだと思っていたが、 どうやら世代的に、リアルタイムで見てはいないようだ。 テレビで懐かしの映像などを見ているうちに、 その強烈なインパクトとともに 刷り込まれてしまったものなのだろう。 wikipediaの記述を見て、そうそう、曲の最後、 「♪ペッパー警部よッ! ジ…

『なごり雪』 イルカ ~ まだ季節は春じゃない、旅立ちはもう少し先のはず

本当に、恋人もしくは恋人未満同士の別れのうた、なのだろうか? 本来男目線だった歌を、女性であるイルカがカバーして歌うことで、 その違和感はさらに深まってしまった。 おそらくは表題曲と同時に発表された、同じく伊勢正三作詞・作曲の 『22才の別れ』(かぐや姫/1974年/※試聴環境がないようです by)*1と シチュエーションを重ね見てしまっている影響も大きいのではないか思う。 青春最後の時期の恋人同士の 別れを歌った歌のように思われている節がある。 ・・・果たしてそうなのだろう…

『東京』 マイ・ペース ~ 東京東京うるさいんだよう

『東京』の名をタイトルに冠した歌は数多くあれど、 個人的にもっとも好きな曲がこれ。 連呼すればいい*1ってもんでもないが 「東京」という言葉の繰り返し頻度でも、とびぬけて群を抜いている。 おそらく遠距離恋愛という言葉も定着していなかった時代だろう。 遠く離れた東京で暮らす恋人に思いめぐらすこの曲は、 印象的なフルートの音色で始まる。 淡々としたメロディーの中、東京、東京、とひつこく繰り返しているうちに 感極まったように切なく力強いサビに突入し、 最後はどのパートがメロディーラ…

『タイムマシンにおねがい』 / サディスティック・ミカ・バンド ~ 時代に早すぎたギターサウンド

初めてパフィーを聴いた時の、激しいまでの既視感は、 これだったのかもしれない。 当時は、shampoo*1などとの類似性が言われ、 どこか腑に落ちないままに、ああ確かに、と半ば納得していたが、 まさかそこから20年以上もさかのぼったところ*2に 既視感*3の源が転がっているとは思わなかった。 それにしてもこの表題曲、今日、今の時代にリリースしても なんら違和感のない曲だと思う。 ましてや、パフィーの曲と嘘紹介をしても信じる人がいるんじゃないかな? 現代においてもちょくちょくテ…

『たそがれの銀座』 黒沢明とロス・プリモス ~ 数え歌になり損ねたかムード歌謡

やがて日本のポピュラー・ソングの王道がロック・ポップス*1に移り代わり、 その傍流としてフォーク*2やニュー・ミュージック*3が台頭してきた頃。 従来の古いタイプのうたは「歌謡曲」という新たなジャンル名を頂戴して、 独自の進化を遂げていった。 その中に、「ムード歌謡」という名を与えられた枝葉的なジャンルが発生した。 大雑把に定義するならば、ラテンのリズム*4に乗せて、 コーラスグループが歌う歌謡曲を指すものということになる。 ムード歌謡は、歌詞の内容でさらに2系統に分けられ、…

日本百名曲 -20世紀篇- ~ はじめに。

…はなく病死)のは本望か *4:infoseekでやっていた。放置した挙句、サーバーも消滅。 *5:数十秒程度だが、CD視聴はイントロから、ダウンロード販売の視聴では曲の中ごろからが多く、通してではないがワンコーラス分聴けることが多い *6:引用の範囲は法律によって決まっているらしい。ワンコーラス丸々の引用は当然アウト *7:最初に決めるのは時間かかってめんどくさいしね *8:売る側が良い曲だと認めている→シングルリリース曲をメインとするつもり *9:童謡や学校教育むけの歌の類