日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

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『洒落男』二村定一 ~ 流行は廃れる危険を考慮しないと、すぐに意味不明になる

またしても時を遡り、20世紀前半に舞い戻ろう。 この「日本百名曲-20世紀篇-」を始めるにあたって、 各年代それぞれで候補曲としていた曲がいくつかあった。 戦前戦中の候補曲には、この『洒落男』をはじめとして 『東京節』*1(添田知道/1918年/※試聴環境がないようです by※これは近年のカバー) 『アラビヤの唄』(二村定一・天野喜久代/1928年/※試聴環境がないようです by※これも近年のカバー) 『蒲田行進曲』(川崎豊・曽我直子/1929年/※試聴環境がないようです b…

『本能』 椎名林檎 ~ 人間の歴史の上に、言葉とともに欲望が生まれた

やけに耳障りな音だ。 不安になるような不協和音とは違う、人の息遣いを感じない電子音とも違う、 もっと実在的で、物の気配を感じ取れるような音。 まるで機械がけたたましく連続音を発生させる、町工場の界隈のような。 そう、喧噪という言葉がぴったりかもしれない、尖ったガチャガチャした音。 人の営みが作り出す、騒々しく耳障りな音の数々。 自分にとって、この曲は、そんなイメージがある。 うなり上げるベース、金属音のようなドラムス、空気を切り刻むようなストリングス*1、 そして町内放送のス…

『アジアの純真』 Puffy ~ ネット住人のイッツ・ア・スモール・ワールド

さて、どこからツッコんでやろうか。 脈絡なんか考えずに、片っ端から行ってみようか。 曲自体、見どころツッコミどころ満載の支離滅裂さだから それくらいがちょうどいいかもしれない。 アジアの純真、のタイトルよろしく、歌詞は北京からスタートする。 しかし続くのは、ベルリン(ヨーロッパ・ドイツ)、 ダブリン(ヨーロッパ・アイルランド)、リベリア(アフリカ・リベリア)。 早くも2歩目にしてアジアを飛び出して、舞台は世界へ旅立ってしまう。 その歌詞が載る和音は、まさかのワンコード(1和音…

『明日の行方』 Smile ~ 嘘と希望と逃避のはざまに

訥々と語るセリフからは、夢見るロマンチストを気取っているのかと思いきや、 実はすべて、主人公の現実逃避の言葉であることに気づいてからは、 いったい彼に何があったのか、気になってしょうがなくなってしまったのだ。 この主人公、とにかく明日が来るのが怖くてたまらないらしいのだ。 何があったんだろう?何をしでかしたんだろう? 想像しだすとなんだかとっても笑えてきてしまう。 たぶん真面目な歌なのに。 「♪名も知れない花になって 風に吹かれたい」 「♪走りまわる風になって 花びらを舞わせ…

『夜桜お七』 坂本冬美 ~ 蜃気楼のごとく一瞬かいま見えた、演歌の明るい未来

こと音楽に関しては、基本的にかなりの雑食であるつもりなので、 今更ジャンルにこだわったり、ジャンル談義をするつもりはさらさらない。 というよりも、ジャンルの違いというものを よく理解していないがゆえの雑食とも言えるのでなおさらだ。 ジャンル談義をするスキルを持ちあわせていないというのが正直なところだ。*1、 それでも、この『夜桜お七』という曲が、その意に反して 図らずも演歌というジャンルにひとつの引導を渡してしまったということに、 あえてちょっと触れてみたいと思う。 従来の演…

『夏だね』 TUBE ~ 全季夏へと強制連行! TUBEは夏の季語に違いない

思考の跳躍っぷりが半端ない。 第一声、「春一番」で始まった歌が、わずか8小節足らずのうちに「6月」になり、 16小節に達する頃には、遥か「夏休み」にまで達する。 この間、文字数にしてわずか36文字。 「♪春一番が 小さな過去へと遠くなる六月 心はウワの空 指折り数える バラ色の夏休み」 なんというめまぐるしさだろう。 シーンが一気に、2月上旬から、7月下旬まで駆けぬけるのだ。 ちなみにこの思考を行う現在はというと、6月らしい。 気が早いことこの上ない。 散文形式*1の詩でこれ…

『Bye For Now』 T-BOLAN ~ 照れ隠しのコツは、トコトンカッコつけるべし

くだらない駄洒落でしかないと、自分でもわかっているのだが、 いけないと思いつつ、どうしても頭をよぎってしまう、連想してしまう、 そんなフレーズが多々ある。 歌詞に「別れ」という言葉があれば、 それは半ば自動的に「ワカメ」という言葉に脳内変換され、 一瞬で曲を台無しにしてしまう。 この曲の導入部分に当てはめれば、 「♪素敵な別れさ 出会いの未来があるから」という前向きな別離で始まるはずが 脳内では「♪素敵なワカメさ~」と、生のワカメにほおずりせんばかりに、 最高の笑顔を見せる男…

『いくじなし』 筋肉少女帯 ~ 狂気の中毒性に注意。迷宮に迷い込んで3アウト。

イカしているということと、イカレているということは その文字ヅラ以上に紙一重だということに気づかされる。 大槻ケンヂの、イカレたボーカルや、狂気の物語世界の影に隠れているが、 バックを固めるアンサンブルの、まあ達者なことよ。 これぞメタルの王道、という趣のバスドラムの連続打ちで始まり、 間奏では三柴江戸蔵の優雅できらびやかなピアノソロ*1に導かれる、 『Jumpin' Jack Flash』(ローリング・ストーンズ/1968年/※試聴環境がないようです by) 風のリフなんか…

『青いスタスィオン』河合その子 ~ 青色は、空の青さと青春。スタスィオンは若気の到りか。

おそらく、何かのオムニバスCDに収録されていたものを 何の気も無くソングリストに加えていたのであろう。 これまで幾度となく玉石取り混ぜ聴いていたために、聴き知る曲となったが、 この稿を書くにあたって、はたと困ってしまった。 だれの歌う、なんて曲かわからない! 以前にも、車の中でこの曲に差し掛かったとき、 同乗者に「この歌なんて曲?」と聞かれることがたびたびあって そのたびに、知らない。たぶん80年代くらいのアイドルの曲。 というような答え方をしていたと思う。 何度聴いても、ど…

『パラダイス銀河』 光GENJI  ~ 大人の目の届かない夢の世界のはずが、まさかの夢オチ

当時、何故あれほどこの曲を毛嫌いしたか、自分でもわからないくらい 今聴くとなかなかにハッピーな佳曲じゃないか。 趣の異なるサビ、Aメロ、Bメロの組み合わせや、 主旋律とオブリガード*1の逆転、ゆがんだ和音を響かせるエンディングなどなど 展開もなかなかに凝っている。 だけど、これが流行した当時は「だめだこりゃ」といかりや長介ばりに吐き捨て、 やがて個人的に日本の曲を全く聴かなくなっていく、ひとつのきっかけになってしまった。 おそらくそのせいだろう。百名曲の記事を読み返してみると…

『Get Wild』TM Network ~ 強迫観念に負けないよう、ワイルド願望にすがる二人

正直言って、未だにこの『Get Wild』という曲を どうやって評価していいものだか、決めかねている。 「100名曲」に入れようともしたし、その後も何回か書きかけては、 書きあぐねて、書けなくて、その繰り返し。 その後のミュージックシーンの、ひとつの転換点であることは解るのよ。 もちろんいい曲であることもね。 だけで何だかしっくりこない。ストンと腑に落ちない。 最後に自分の背中を押すのに、何か些細なひっかかりがあるようなのだ。 それは例えるなら、かの村上春樹の小説を、まわりの…

『津軽平野』千昌夫 ~ にっぽんのふるさと。家族の絆を歌う。

いやいや、だって演歌だし、とか、だって千昌夫だし、とか 食わず嫌いしていないでこの曲を聴いてごらんなさいヨ。 びっくりするほど美しい曲だから。 出だしのオーボエとアコースティックギターの絡みと、遠くで聞こえる拍子木の音なんか、 日本人の心にズキューンと突き刺さって、涙ちょちょぎれそうなもんで、 それはまさに「紀行もの」のテーマ曲を彷彿とさせる。 それは大野雄二『光と風の四季』(1983年/「小さな旅」/※試聴環境がないようです by*1)だったり、 それは服部克久『自由の大地…

『まちぶせ』 石川ひとみ ~ ストーカーという概念の有無で、曲の印象がまるで違う!

この曲の作者である、ユーミンこと松任谷由実が のちに「荒井由実」名義でセルフカバーしたときには ストーカー気質の怖い女扱いされた、この曲の主人公だが、 まぁ、確かに文字通り捉えるならばかなり怖い女だ。 「あなた」と「あの娘」の恋人同士のテーブルに、 ずかずかとわり込んで「♪テーブルを挟んであなたを熱く見た」り 「あの娘」が振られたという噂を耳にしてからは、 あろうことか「♪別の人がくれたラブレター見せたり」と、 人の迷惑も顧みず、やりたい放題だ。 歌詞に出てこない「まちぶせ」…

『精霊流し』グレープ ~ 人物相関図が複雑すぎて、妄想がふくらみ暴走する

『案山子』(さだまさし/1977年/※試聴環境がないようです by)にしても同様なことが言えるが、 この『精霊流し』という曲は、場面が進んで、人間関係が判明していくにしたがって、 どんどんその相関図が不可解になっていくのはなぜなのだろう。 この歌に登場するのは 故人である「あなた」と、主人公である「私」 精霊流しに参列してくれた「お友達」 場違いにはしゃぎまわる「小さな弟」 そして「母さん」だ。 あぁ、「人ごみ」も出演するけどこれはモブ*1なので除外していいかな。 実際には、…

『そして、神戸』内山田洋とクールファイブ ~ 全編クライマックス!(の一歩手前)

「♪コォぉぉぉべぇ~~~~」 最初聴いた時は、冗談なのかと思った。 いや、今でもこの出だしは冗談なんじゃないかと思っている。 テンション高めのイントロを受けた、 肩透かしのように意表を突くこの歌いだしから始まり、 息つぐ間もなく曲が高揚感を増していき、ついには昇天一歩手前に差し掛かったところで、 またもや「♪コォぉぉぉべぇ~~~~」とかまされる。 (ここはズッコケた方がいいのかしらん?) それにしても終始異様なテンションだ。 といっても、むやみに騒々しいのとはワケが違う。 本…

『だれかが風の中で』 上條恒彦 ~ サムライは荒野にはいないんじゃないかなぁ

これがまさかの時代劇*1の主題歌だと知ったのは、 曲を知ってからずっと後のことで、 最初は、同名異曲だろうとしか思わなかった。 時代劇のイメージとはかけ離れているうえに、 いかにもでありがちな、カッコつけのタイトルだからね。 「♪雲は焼け 道は乾き 陽はいつまでも沈まない」 曲調と歌詞、歌声からイメージするのは どこまでも乾ききった荒野であり、荒野をさすらう男の物語である。 おおよそ、この湿潤の四季の国の風景ではないと思う。 自分も、決して全国を見て回ったわけではない。が、 …

『バン・バン・バン』 ザ・スパイダース ~ 脳内ババンバンがとまらない!

グループサウンズの東の雄、ザ・スパイダースと言えば、 その現役時代の足跡の大きさもさることながら、 解散後、元メンバーたちが音楽のみならず才能を発揮し、 もはや元スパイダース、という肩書すら不要になったほどの錚々たるメンツ揃いで、 その後の元メンバー活動を列挙しただけでも、 この稿だけではとてもとても足りなくなってしまう。 ごく簡単に、露出度の高そうな順に元メンバーを列挙してみよう。 いまだにテレビの第一線で、司会やタレント、俳優として活躍する堺正章。 ソロの代表曲は『さらば…

『学生時代』 ペギー葉山 ~ 思い出が美しすぎるにも限度がある

「青山学院の第二の校歌」とも呼ばれているというからには、 てっきり青山学院大学のことだと思っていたのだが 青山学院といっても、実は青山学院高等部ゆかりの歌らしい。 (ところで、「高等部」って声に出して言うと、「後頭部」とまったく同じだよな。) 少なくともこれを歌っていたペギー葉山にとっては、 まさしく出身校である青山学院高等部の歌だったらしい。 歌詞的には、時代もあったんだろうけど、ずいぶんと青く、スレていない感じが、 確かに大学時代よりは高等時代の方がしっくりくるような気が…

『旅の夜風』 霧島昇・ミスコロムビア ~ 夜の比叡山を行くのは修験者だけじゃないじゃない

気が付けば、もはや昭和という時代も、 すでに歴史時代のひとつとなりつつあって、 現代というよりは近代、の扱いになってきているような気がする。 自分が幼少の頃を過ごした昭和の終わりの時代 -自分にとってはそれが歴史時代という感覚はまったくない-が、 なにかにつけ、古き懐かしき時代扱いされるのを見聞きし あれがもはや現代ではない、と思い知らされるのは不思議な感覚だ。 だって生まれたときには、当然のように写真もテレビもカラーだったし、 現役の蒸気機関車なんか、当然見たことないんだか…

『ガイア幻想紀』 川崎康宏  ~ テンションマックス、新説ワールドミュージック

今回は番外も番外。ゲームのBGMです。 タイトルを見てピンと来た方、もしくは、検索で直接こちらに来られた方、 イイもの取り揃えております。ごゆっくりどうぞ。 なにそれ?な方、ここはおそらく求めるものは無いので、 良ければこのサイト内の別のページでお楽しみください。 20世紀に生を受けていた方であれば、きっとお楽しみいただけると思います。 *************** ずいぶんと昔、まだ20世紀だったころ。 サントラCDの出なかった、スーパーファミコンのゲーム『ガイア幻想紀』…

『Last Smile』 ラブ・サイケデリコ ~ 思わせぶりなそぶりに囚われたハナタレ小僧

この曲を聴くに思うは、 カッコいいことと退屈であることは、まさに紙一重であって ちょっと何かのボタンを掛け違えただけで、 かなりつまらない曲になったであろうことは想像に難くない。 かつて思い誤ってカラオケでこれを選曲してしまったがために シラーっとした数分間を生じさせてしまった経験から 想像というより、むしろ実地で実証済みだ。 間違いない。 この曲、メロディやリズムは、かなり単調でつまらない。 おそらく、五線譜にメロディーを落とし込むと、 スネアドラムかなんかの譜面にしか見え…

『恋愛レボリューション21』 モーニング娘。 ~ 発つ世紀末鳥あとを濁しまくれ!

なぜだ。なぜなんだ。 昔からずっと疑問だった。 (この出だしの登場は『Mr.サマータイム』に続いて2回目) 誰も気づかないのか。 気づいていても馬鹿らしくてやらないのか。 それとも著作権者の許可が下りないのか。 それとも実はやったけど不発だったのか*1。 再度問う。なぜだ。なぜなんだ。 なぜに、ビオフェルミンや、強力わかもとは、 この曲をCMに使用しないのか。 「腸・腸・腸 いい感じ。腸・腸・腸 超イイ感じ! イエーイ」 ぴったりじゃないか! 当時の彼女たちであれば、喜々とし…

『楓』 スピッツ ~ 意味深でありすぎることは、深い意味が無いに近しい

スピッツの歌詞の世界は、かくも意味深であって 深読みしようとすればするほど、各々聴き手の妄想の世界に突入していってしまう。 タイトルにしたって、物語のどこに楓が登場するかっていう問題に対し、 歌詞の中に木立の一本も見えないところを見ると*1 僕か君のどちらかの名前が「楓」なんだとか 本当は「風」がタイトルなんだけど、ちょっとダサいので木偏をつけてみたんだとか いやいや、「♪呼び合う名前がこだま」する場所こそが、楓の林なんだとか カナダ*2に移住してしまい、おそらく二度と逢うこ…

『ロカ』遊佐未森 ~ 変拍子をもクリアに透きとおらせる濾過装置

なにもこんなマイナーな曲を採り上げなくても、と思いつつ、 もしかしたらマニアックな層の来客を期待するスケベ心も持ちながら*1、 物陰からコッソリと声を大にして言いたいのは、 この歌がまれにみる5拍子の歌であるということ! 数少ない5拍子の曲としてまず思い浮かべるのが、 mission impossible 『スパイ大作戦のテーマ』(1966年/※試聴環境がないようです by )や スタンダードナンバーで、その名もズバリの『TAKE FIVE』(1959年/※試聴環境がないよう…

『One more time, One more chance』/山崎まさよし ~ 待ち人来たらず。だって待ち合わせていないので。

個人的願望としては、ここに歌われている「君」には なんとしてでも、生きていてもらいたい。 亡くした人に対して遂げられなかった思いを 夢のような奇跡の物語で叶えるなんて話は もはやあらゆるジャンルの物語で、手を変え品を変え語りつくされており 正直食傷気味だ。ゲェっと生々しいげっぷも出ようものだ。 元来そのような設定がない物語でさえ、読み手側の裁量でこの手の話に解釈されてもしまう。 となりのトトロのサツキとメイが実はもうすでに死んでいる*1、 なんていうような妄想裏設定を、これ以…

『ALICE』My Little Lover ~ 時計の針も逆さに回る、文字化けの森のアリス

たしか中学2年の時だったと思う。 英語の授業においてトンデモないことが流行した。 たとえば、日本語訳が『Aが~すると、決まってBは…になる』 という英語構文があったとする。 この「~」を「ピー」、「…」を「プー」などと読むのだ。 たったそれだけのことではあるが、 『Aがピーすると、決まってBはプーになる』 まあ、なんということでしょう。 つまらないハズの英語の文法が、実に意味ありげで素敵に危険な言葉に 変貌を遂げるではありませんか! ・・・今考えるとこれは大変やばい。 当時で…

『グロリアス』 GLAY ~ あの頃の俺選手権、いつまでも夢見ていたい代表

ちょっと面白いことにこの曲、 一聴してシンプルな印象を受けるのに 聴きこんでいくと、意外に展開していることに気づく。 要は、構成が凝っているのだ。 わかりやすいところで例を挙げると、 曲のタイトルである「グロリアス」 これが歌われるのは1番のクライマックス部分だが、 この言葉も、この旋律メロディも、 前にも後にもこの1回きりしか現れない。タイトルなのに。 ちなみにこの部分、一番は「♪Yes, Yes, Dear My グローリアース」と 伸びやかに締めくくられ、ギターソロに展…

『借金大王』 ウルフルズ ~ 胸の中で毒づくけどホントは声に出して言いたい日本語

ドコを切り取っても、純度100パーセント、 混じりっけナシのロックンロール。 そりゃあもう、『完全無欠のロックンローラー』(1981年/アラジン/※試聴環境がないようです by) なんか、まるっきりメじゃないほど完全無欠なロックンロール。 チャック・ベリーやリトル・リチャードを彷彿とさせる、 「ロック」誕生以前の1950年代そのものの、ザ・ロックンロールで、 どこかで絶対聴いたことがあるはずなのに、未だかつて聴いたことがない。 きっと何か元歌があるに違いない、と思わせる既視感…

『DA. YO. NE』 EAST END×YURI ~ だってラッパーちゃんだから、何でもありだYo。

あえて小難しい言葉でいうならば、 この曲が「ラップ」なる音楽的指向の 市井における嚆矢であることに関して是非に及ばず、 といえる。 難しい言葉にすることには、自己満足以外の意味がないので、 解るように砕けた言い方をすると、 やっぱ、どーあがいても、そこいらのオッちゃんやオバちゃんに、 「ラップ」って呼び名と雰囲気をわからせた、という一点において、 この曲が決定的な役目を果たした、というのはもうまぎれもない事実であって 疑いようがない。賛否両論は不要ということ。 もちろんそれま…

『まゆみ』 KAN ~ 無償の愛、受ける側には結構ありがたくない

たぶん守秘義務があるので、詳しいことは言えないが ときどき仕事で有名無名のミュージシャンの動向を知ることがある。 世間的には、『愛は勝つ』(1990年/※試聴環境がないようです by)で 一発屋として知られるKAN(失礼)が 「弾き語りばったり」とかいう単独ライブを開いてることを知ったのはそのためで、 何年かにわたって、下請けの下請けみたいな感じで、ごくごく端の仕事を請け負っていた。 毎回 「弾き語りばったり #7 ウルトラタブン」 「弾き語りばったり #11 言った、言わな…