日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見による日本100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

『なごり雪』 イルカ ~ 季節はまだ春じゃない、旅立ちはまだ先のはず 【リマスター版】

本当に、恋人もしくは恋人未満の男女の別れのうた、なのだろうか?
もとはかぐや姫・伊勢正三による男性目線だった歌を、女性であるイルカがカバーして歌うことで、その違和感はさらに深まった。


おそらくは表題曲と同時に発表された、同じく伊勢正三作詞・作曲の『22才の別れ』(かぐや姫/1974年/)の登場人物を無意識に重ね見てしまっているのではないか思われる。あれも別れの歌だから余計に。
そのために表題曲も、青春の終わりに差し掛かった、恋人同士の別れを歌った歌のように思われている節がある。


・・・果たしてそうなのだろうか?

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