日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

1996~2000

『even if』平井堅 ~ 妄想を心に思う分には無害だが口にするとキモイ

女を酒に酔わせて、どうこうしようという妄想を抱くお話。 解説、おしまい! いや、これで終わっては身も蓋もない。 もう少し具体的に内容を詰めていこう。 彼氏持ちの女友達。ひそかに思いを寄せる相手を この主人公、どういう手を使ったか、 事前にリサー…

『appears』 浜崎あゆみ ~ ぜいたくな悩みだよね。本人は深刻なんだろうけど

曲の終盤の、しつこいぐらいの念押しが 主人公の今の心のありようを物語っている。 「♪まるで全てが そう、まるで何もかも全てが 全てのことが」 曲の進行を捻じ曲げてまで、 しつこく、しつこく、しつこく。 「♪うまくいっている かのように 見えるよね」 …

『花葬』 L'Arc~en~Ciel ~ 失われたものは美しいが、残ったものは無残だろう

ラルクことL'Arc~en~Cielの存在自体は 結構早い段階から認識していた。 というのも、うちの弟が地元*1ミュージシャンの黒夢とセット(?)で インディーズのアルバムCDやビデオを所持していたためだが、 それらのジャケットの雰囲気のせいだろう バンドや…

『今宵の月のように』 エレファントカシマシ ~ 醒めつつも前向きな感じがカッコイイと思うお年頃

街灯もまばらな夜道。 妙に輪郭のはっきりとした自分の影を足元に見つけ 思わず背後を振り仰ぐと、そこには ぽっかりと満月が浮かんでいたりする。 月の光って意外と明るいんだよね。 いつか、今夜の月のように光り輝くんだ、という なんだか少し遠慮がち聞…

『田園』 玉置浩二 ~ 本当にみんないるのかな。自分だけはじかれてない?

『田園』という、本文中にカケラも登場しないタイトルもさることながら 歌詞にしたって、結論として何が言いたいのか正直よくわからない。 難しい言葉なんて全く使われていないのに。 「僕」は、石ころを蹴飛ばし、夕陽に泣き、 陽だまりの中、がむしゃらに…

『名もなき詩』 Mr.Children ~ プライドを捨てきれていないのは、自分。

なんでこの歌には名前が無いんだろう。 そんな本質とは離れた 比較的どうでもいいことを深く考え始めると 思考はドツボにはまっていく。 名前がない状態というのには いくつかパターンがあると思う。 ひとつは、まだ名前が付けられていない状態。 出生届を出…

『夏祭り』 whiteberry ~ 実のところ一発の花火だって打ちあがってはいないのだ

甘えるような猫なで声が、歌詞と相まって、 幼さの残る年頃の、恋物語を引き立てている。 男目線の歌を女性がボーカルをとることで、 さらに主人公の幼さを想像させる。 たぶん、中学生くらいなんだろうな。 「♪友達見つけて離れて歩いた」 男女二人っきりで…

『花火』 aiko ~ 泣いてまで諦めなければいけない恋とはいったい何か

つまりは、この「花火」っていうのは、 恋心のことなんだな。 理由はわからないけど、 どうしてもあきらめなければいけない恋。 「♪夏の星座にぶら下がって 上から花火を見下ろして」 一歩引いた位置から俯瞰するように、客観的に自分の恋心を眺めてみた。 …

『So Young』 The Yellow Monkey ~ 坊やだからさ。あれ、自分で言っちゃったよ。

あぁしまった!そうだった! と関西弁で叫んでいるようにしか聞こえないが、 「そぉや~ん!!」こと、So Young。 The Yellow Monkeyの曲を ああ、これ凄くいいな、と最初に思った曲。 弟の持っていたベストアルバムに入っていた この曲をきっかけに、時代を…

『おなじ星』 Jungle Smile ~ 盛り上がりすぎて一方通行にならなければいいと願う。

カラオケでこの曲を選曲した人がいたら、 ぜひとも勝手にハモりパートを歌って迷惑がられたいと 日々思っているのだが、 ついぞその機会に巡り合わない。 というより、今まで一度も、 この曲やこのグループの話題が 会話に登場したことも 街角で巡り当たった…

『硝子の少年』 Kinki Kids ~ 少年に少年時代を振り返らせるナンセンスかな

歌い出しに現れる無音の瞬間にゾクっとくる。 随所にみられる、こういう ”古臭い”テイストがこの曲のキモ。 古臭いといっても、世代を超えた大昔ではなく、 ひとりの人間が、ふと余裕をもって 振り返ることができる程度の過去。 雰囲気からして、おおよそ10…

『強く儚い者たち』 Cocco ~ 悪魔のささやきの裏には、報われない恋の悲しみがある

時は大航海時代。 何かの物語の主題歌ではないことが不思議なくらいな、 なんとも寓話的なシチュエーション。 それにしても視点が斬新。 主人公の役どころは、 「悪魔のささやき」。 自分が悪女と思われることもいとわず、 余裕をもった口調で、 すべてお見…

『そばかす』 Judy and Mary ~ イイ思い出になるには、ちと時間が足りない模様

何とも奔放なギターが、ある種ほほえましい。 YUKIのヘタウマ*1なボーカルの後ろで、 ちょこまかと動き回るさまは、 テレビ中継のレポーターの後ろで、 映り込もうと跳びはねる悪ガキどものようだ。 リズムとか音程とか本当にこれでいいの? と疑ってしまいそ…

『誰より好きなのに』  古内東子 ~ 男女の親友関係が成立ってのも、あやふやなものだ

せつない内容の歌なのに、なんだかオシャレ。 ピアノを中心として、ベース、ギター、ドラムスといった アコースティック*1の楽器をそろえ、 トランペットを中心にしたブラスアンサンブルと ストリングスで、“大人な感じ”を演出している。 個人的にはストリン…