1971~1975
本人の想いが真剣で深刻であればあるほど、 想いが募り過ぎた結果、思考がぶっ飛べばぶっ飛ぶほど、 我々のような無責任な傍観者は、それを茶化さずにはいられない。 果たしてどこからどこまでが実際にあったことで、 どこからどこまでが主人公の妄想なのか…
いつものように──Macugaマクーガ ・Arekeyアーキー (誰?) ※意味はありません まったく意味の無い雰囲気だけの上記の一文は単なる悪ふざけとして無視してもらうとして(だったら書くな)、表題曲でまっさきに思い浮かぶのは、コロッケのモノマネ顔だったり…
1977年の『案山子』(さだまさし/ )にしても同様なことが言えるのだが、この『精霊流し』という曲は、場面が進んで人間関係が判明していくにしたがって、どんどんその相関図が不可解になっていくのはなぜなのだろう。 表題曲に登場するのは、 故人である「…
「♪コォぉぉぉべぇ~~~~」 最初聴いた時は、冗談なのかと思った。 いや、今でもこの出だしは冗談なんじゃないかと思っている。 テンション高めのイントロを受けた、 肩透かしのように意表を突くこの歌いだしから始まり、 息つぐ間もなく曲が高揚感を増し…
これがまさかの時代劇*1の主題歌だと知ったのは、 曲を知ってからずっと後のことで、 最初は、同名異曲だろうとしか思わなかった。 時代劇のイメージとはかけ離れているうえに、 いかにもでありがちな、カッコつけのタイトルだからね。 「♪雲は焼け 道は乾き…
生まれるよりも前の話なので、まったく世代ではないのだが、 個人的にオリンピック・ソングといえばこれ。 なんと言っても、歌詞に「オリンピック」が出てくるではないか。 ・・などというつもりはないが、 権利関係がややこしい現代では、歌詞にもタイトル…
小気味よい軽やかなリズムに乗せて 異様なほど伸びやかなボーカルが紡がれる。 そして歌詞を見て驚く。 これだけ?*1 そう。たったこれだけの文章。 シングルジャケット/駿河屋より 花嫁はしだのりひことクライマックスポップ¥250provided courtesy of iTun…
本当に、恋人もしくは恋人未満の男女の別れのうた、なのだろうか? もとはかぐや姫・伊勢正三による男性目線だった歌を、女性であるイルカがカバーして歌うことで、その違和感はさらに深まった。 おそらくは表題曲と同時に発表された、同じく伊勢正三作詞・…
すべて女が悪いと思う。 新社会人として、意気揚々と都会へ旅立っていった男と、 故郷にひとり残された恋人の、文通形式*1のこの表題曲を聴くたびにそう思う。 しかし一般世間の反応を見ると、どうもその解釈は違うらしい。 都会にもまれて、変わっていく男…
これは果たして、歌なのだろうか。 草創期に散々物議をかもした「ラップ」のほうが、はるかに歌らしいではないか。 ラップミュージックには、メロディーラインはなくても、 リズムに乗った言葉がある時点で、はるかに歌であるといえる。 一方、表題曲ときた…
『東京』の名をタイトル中に冠した歌はいくらでも思いつくほど無数に存在するが、個人的にもっとも好きな曲がこれ。「東京」という言葉の繰り返し頻度だけみても、とびぬけて群を抜いている。 『セクシャルバイオレットNo.1』(桑名正博/1979年/)じゃある…
初めてパフィーを聴いた時に感じた激しいまでの既視感は、表題曲によるものだったに違いない。 パフィーがデビューした1996年当時、巷ではshampoo1 などとの類似性が言われており、どこか腑に落ちないままに、ああ確かにそんな感じかも、と半ば納得してはい…
表題の2曲。すっかりシングルのA面・B面曲*1だと信じ切っていた。 初めからひと組の楽曲として作られたのじゃないかと思ってしまうくらい、 見事な対比をみせているこの2曲。 続きものではなくまったく別々に作られたものと知ったのは、 ずいぶん後になって…