中山競馬場のGⅠファンファーレ(
)にも代表される稀代のファンファーレの名手、作曲家・すぎやまこういちの面目躍如というべきだろう。
表題曲においては、Aパートのファンファーレを、トランペットが高らかに歌い上げる。
一転ゆったりとおとなし目のBパート、転調を挟みながら感傷的な盛り上がりを見せるCパートへと続き、Bパートのメロディに波打つような伴奏を伴ったDパートへとつながる。
駆け足気味に一気にテンポアップして歯切れのいいのEパートに突入し、冒頭のファンファーレをめまぐるしく展開させながらの怒涛のエンディングに向かう。
ラストにティンパニーのロールを伴った低音が重厚に締めくくる。この余韻がたまらない。
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