個人的願望としては、ここに歌われている「君」には、どうあっても生きていてもらいたい。
亡くした人に対して、言えなかったこと、後悔していること、一緒にやりたかったこと。
そんな遂げられなかった思いを、夢のような奇跡によって叶えるなんて物語は、もはやあらゆるジャンルで手を変え品を変え語りつくされており、感傷的な感動物語は正直食傷気味でさえある。
それドコロか元来そのような設定がないはずの物語にさえも、読み手側の裁量でソッチの話に解釈され、あらたなストーリーが展開してしまうことすらある。
『となりのトトロ』のサツキとメイが物語の中盤で実はすでに死んでいる、なんていうような妄想裏設定を、これ以上増やしてなるものか。
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