日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

1971~1975

『喝采』 ちあきなおみ ~ タイトルがいいよね。曲の最後に拍手が聞こえてきそう。

いつものように──Macugaマクーガ ・Arekeyアーキー (誰?) ※意味はありません まったく意味の無い雰囲気だけの上の一文はともかくとして、 『喝采』といえば、コロッケの物まねヅラばかりが脳裏に浮かんできていけない。 ちあきなおみが比較的若く引退した…

『精霊流し』グレープ ~ 人物相関図が複雑すぎて、妄想がふくらみ暴走する

『案山子』(さだまさし/1977年/※試聴環境がないようです by)にしても同様なことが言えるが、 この『精霊流し』という曲は、場面が進んで、人間関係が判明していくにしたがって、 どんどんその相関図が不可解になっていくのはなぜなのだろう。 この歌に登…

『そして、神戸』内山田洋とクールファイブ ~ 全編クライマックス!(の一歩手前)

「♪コォぉぉぉべぇ~~~~」 最初聴いた時は、冗談なのかと思った。 いや、今でもこの出だしは冗談なんじゃないかと思っている。 テンション高めのイントロを受けた、 肩透かしのように意表を突くこの歌いだしから始まり、 息つぐ間もなく曲が高揚感を増し…

『だれかが風の中で』 上條恒彦 ~ サムライは荒野にはいないんじゃないかなぁ

これがまさかの時代劇*1の主題歌だと知ったのは、 曲を知ってからずっと後のことで、 最初は、同名異曲だろうとしか思わなかった。 時代劇のイメージとはかけ離れているうえに、 いかにもでありがちな、カッコつけのタイトルだからね。 「♪雲は焼け 道は乾き…

『虹と雪のバラード』トワ・エ・モワ ~ おおらかな時代の、希望に満ちた色とりどりの夢物語

生まれるよりも前の話なので、まったく世代ではないのだが、 個人的にオリンピック・ソングといえばこれ。 なんと言っても、歌詞に「オリンピック」が出てくるではないか。 ・・などというつもりはないが、 権利関係がややこしい現代では、歌詞にもタイトル…

『花嫁』 はしだのりひことクライマックス ~ 来ちゃった(てへぺろ)。もしやそんな嫁入りか!

小気味よい軽やかなリズムに乗せて 異様なほど伸びやかなボーカルが紡がれる。 そして歌詞を見て驚く。 これだけ?*1 そう。たったこれだけの文章。 シングルジャケット/駿河屋より 花嫁はしだのりひことクライマックスポップ¥250provided courtesy of iTun…

『なごり雪』 イルカ ~ まだ季節は春じゃない、旅立ちはもう少し先のはず

本当に、恋人もしくは恋人未満同士の別れのうた、なのだろうか? 本来男目線だった歌を、女性であるイルカがカバーして歌うことで、 その違和感はさらに深まってしまった。 おそらくは表題曲と同時に発表された、同じく伊勢正三作詞・作曲の 『22才の別れ』…

『木綿のハンカチーフ』 太田裕美 ~ 天然悪女の男いじめうた

すべて女が悪いと思う。 新社会人として、意気揚々と都会へ旅立っていった男と、 故郷にひとり残された恋人の、文通形式*1のこの表題曲を聴くたびにそう思う。 しかし一般世間の反応を見ると、どうもその解釈は違うらしい。 都会にもまれて、変わっていく男…

『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』 / ダウン・タウン・ブギウギ・バンド ~ 果たして、歌である

これは果たして、歌なのだろうか。 草創期に散々物議をかもした「ラップ」のほうが、はるかに歌らしいではないか。 ラップミュージックには、メロディーラインはなくても、 リズムに乗った言葉がある時点で、はるかに歌であるといえる。 一方、表題曲ときた…

『東京』 マイ・ペース ~ 東京東京うるさいんだよう

『東京』の名をタイトルに冠した歌は数多くあれど、 個人的にもっとも好きな曲がこれ。 連呼すればいい*1ってもんでもないが 「東京」という言葉の繰り返し頻度でも、とびぬけて群を抜いている。 おそらく遠距離恋愛という言葉も定着していなかった時代だろ…

『タイムマシンにおねがい』 / サディスティック・ミカ・バンド ~ 時代に早すぎたギターサウンド

初めてパフィーを聴いた時の、激しいまでの既視感は、 これだったのかもしれない。 当時は、shampoo*1などとの類似性が言われ、 どこか腑に落ちないままに、ああ確かに、と半ば納得していたが、 まさかそこから20年以上もさかのぼったところ*2に 既視感*3の…

『ジョニィへの伝言』『五番街のマリーへ』 / ペドロ&カプリシャス ~ コミュ障なふたりの伝言ゲーム物語

表題の2曲。すっかりシングルのA面・B面曲*1だと信じ切っていた。 初めからひと組の楽曲として作られたのじゃないかと思ってしまうくらい、 見事な対比をみせているこの2曲。 続きものではなくまったく別々に作られたものと知ったのは、 ずいぶん後になって…