日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見による日本100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

旅の夜風 の検索結果:

『旅の夜風』 霧島昇・ミスコロムビア ~ 夜の比叡山を行くのは修験者だけじゃないじゃない

…だからっ! さて、『旅の夜風』という曲名にピンと来なくても、 映画『愛染かつら』の主題歌として、 「♪花も嵐も踏み越えて 行くが男の生きる道」という出だしの部分をきけば、 ああ、これは絶対どこかで聴いたこともある、と合点がいく。 この曲は同じ昭和とはいえ、ずいぶんと時代がさかのぼって日中戦争のさなか、 戦前である昭和13年(1938年)のリリース。 ここまでくれば、もはやだれもが歴史時代であると認識することは疑う余地もない。 この当時は写真は当たり前に白黒で、映画はあるがテレ…

『東京ナイトクラブ』 松尾和子・フランク永井 ~ オ・ト・ナな男女の火アソビ劇場

…です by)や、 『旅の夜風』(霧島昇・ミスコロムビア/1938年/※試聴環境がないようです by) に代表されるように、 爽やかな男女の恋心を、1番が女性、2番が男性(あるいはその逆)、 最後に男女のユニゾンと、ワンコーラスずつ交代持ち回りで ともに歌う曲が主流だったように思う。 ところがこの曲あたりを契機として、以降、 ワンフレーズ交代で男女が歌う”掛け合い”の方式が主流になり、 男女一緒に歌う場面では、ユニゾンではなくハモる*1ことも多くなった。 そしてのちの『男と女の…

『誰か故郷を想はざる』 霧島昇 ~ まるで縦横無尽の格ゲーコマンド

…ム】大歌手 霧島昇~旅の夜風・誰か故郷を想わざる~ [ 霧島昇 ]価格: 2631 円楽天で詳細を見る ライブはもう見ることができないので、映像をどうぞ www.youtube.com 脚注 *1:【夢路いとし・喜味こいし】もう亡くなってだいぶ久しい漫才界の大御所。大御所を通り越して、当時でも結構なじいちゃんだった。 *2:【演芸番組】「漫才ブーム」と呼ばれていたものの名残がまだいくらか残っており、漫才や落語、手品などの舞台芸を集めた演芸場の延長線上のような番組が存在していた…