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日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介

『誰か故郷を想はざる』 霧島昇 ~ まるで縦横無尽の格ゲーコマンド

1901~1950

はじめてこの曲を知ったのは、どういうわけか

夢路いとし・喜味こいし*1 の漫才だった

 

当時はやりだった、TVの演芸番組*2をカセットテープに録って、

ヘッドホンステレオ*3なんかで聴いていたのだが

どういうわけか漫才の途中でいきなりこの曲が始まり、

しゃべくりが中断して、だれか舞踊でもしているのか

漫才の途中でワンコーラス丸々聴けた。

 

映像で残さなかったので経緯は全く不明。

よく知らないがそういう芸風だったのだろうか。

 

・・・とにかくそんなことで知ったこの曲。

もうタイトルからして文学的で難解だ。

「誰か」は「だれか」ではなく「たれか」と読む。

今の言葉に直すと

「誰が故郷のことを思わないだろう」

つまりは

「ふるさとに思いをはせない人なんていない」

っていう意味になると思う。反語ってやつですね。

 

歌詞中の「♪幼馴染のあの友この友」なんて言い回しは

長じてはじめてなんて言っているか理解できるようになった

「♪あの子もこの子も」と歌っていると思っていたから。

 

こういうのは他の歌詞でもよくあることで、

カラオケで初めて、

そういう内容だったのか!と知ることもままある。

子供のころ、「♪アパッチベイビー、ライオン!」と歌っていた

『ギンギラギンにさりげなく』*4なんかがその代表。

 

正しくは、I want you baby, Right on! らしい。

・・・だいたい合ってるじゃないか!

 

 

歌詞もさることながら、それに輪をかけて

これまた難しいメロディーラインの曲で、

曲に合わせての鼻歌でも非常に音程が取りづらい。

「♪皆で肩を組みながら」の部分なんては独特のコブシもあって

とてもとても歌いこなせん。

 

そんな小難しい曲なんだけど、

どういうわけか聞き心地が非常に良いのだ。

 

 

名曲・聴きドコロ★マニアックス

本文中でも紹介したように、

節回しが、さり気ないながら大変難しい。

 

「♪みぃ~ンなーでぇ か~た~をー くみぃなーが↑→↓↓ら~」

「♪た・れか こーきょ↑↓↓→お↓↑を 思ぉわ~ぁざ↑→↓る~」

 

まるで難しい格闘ゲームのコマンド*5のよう。

歌唱力自慢なら一度チャレンジ。難易度高し!

 

意味が知りたし★ここんとこ 深読み&ななめ読み

「誰か」

「たれか」と読む。意味は「だれが」と同じ。いろは歌の一文にもある「我が世たれぞ常ならむ」あれと同じ。

 

 

amazonで現在入手可能な収録CD 1曲目/試聴可能
霧島昇/誰か故郷を想わざる

霧島昇/誰か故郷を想わざる

 
iTunes / 試聴も可能
誰か故郷を想わざる

誰か故郷を想わざる

  • 霧島 昇
  • 演歌
  • ¥250

 

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作詞 西條八十、作曲・編曲 古賀政男

1940年(昭和15年)1月20日、日本コロムビアから発売

 

歌詞はうたまっぷ

霧島昇/歌詞:誰か故郷を想わざる/うたまっぷ歌詞無料検索

 

曲にまつわる背景などはwikipediaにくわしい

誰か故郷を想わざる (歌) - Wikipedia

 

脚注

*1:大御所を通り越して、当時でも結構なじいちゃんだった。

*2:漫才ブーム」と呼ばれていた。ビートたけしなどもここから輩出されたひとり

*3:通称ウォークマン。本物は高くて買えなかったので、「遊歩人」という限りなく安いのを愛用していた

*4:

ギンギラギンにさりげなく(近藤雅彦/1981年)ー通称マッチ。このころのマッチの歌唱は高音の出ない部分を勢いでカバー。元気があってよろしい

ギンギラギンにさりげなく

ギンギラギンにさりげなく

 これはカバー。ジャニーズ系は視聴できないことが多いのよん

*5:ストII波動拳に代表される。外国のビールにもあったなハドーケン。ラベルにコマンドを表す矢印が書いてあるのがニクイ