女を酒に酔わせて、どうこうしようという妄想を抱くお話である。
以上、歌の解説、おしまい!
いや、、、これで終わっては身も蓋もない。
もう少し具体的に内容を詰めていこう。
彼氏持ちの女友達。密かに想いを寄せるそんな相手に対し
この主人公、どういう手を使ったか、
事前にリサーチしておいた雰囲気のいい店に誘い込んだまでは良いが、
ただいけない妄想にふけるばかりで、小心者ゆえに何もできない。という話である。
解説、おしまい!!
・・・さて、キャンドルを照明にした
雰囲気のあるバーカウンターに腰を下ろし、飲みかわす二人。
「♪このバーボンと カシスソーダが無くなるまでは 君は 君は僕のものだよね?」
遊び慣れた男なら、これくらいの軽口は、平気に口にしてしまうのかもしれない。
が、この主人公、頑として態度にあらわさないようだ。
心の中では、いつまでもそばに置いておきたいと願いつつ
「♪すべての言葉をまた飲み干して 君から目をそらし」たり、
終電が行ってしまうことを願いながらも、
「♪残りのバーボンを今飲み干して 時計の針を気にし」て
ああやっぱり間に合ってしまったか、と心の中で嘆きつつも、
おそらくは、ほっと安堵して、ちゃんと終電に間に合うように帰したりと。
ところで巷では、このバーボンのくだりにおいて妙な誤解が生じているらしい。
直前のくだりが
「♪君もいっそ酔ってしまえばいい そして彼のことを忘れちゃえばいい」
から続いているため、
残りのバーボンを飲み干したのが「君」だという誤解だ。
バーボンを飲んでいるのが「君」ってことは、
「僕」が飲んでいるのは、ひょっとしてカシスソーダなの?と。
ここからさらに妄想が発展して、
バーボンを飲んでいる「君」は、実はいかつい男性であり、
平井堅扮する「僕」は、なよっとしながらもやっぱり男性*1だろうし、
「君」の「彼」も当然のように男性、
という恐ろしい三角関係の図が生まれている。
いやいや、何回も「♪このバーボン」って歌っているでしょ。
「僕」の飲んでいるのがバーボンだってば。
歌の主人苦だけでなく、聴き手側までが暴走するとは
妄想というのは、げに恐ろしい。
可能性として、ちっとも酔ってくれない「君」に対し、
ちょっと飲んでみる?とばかりにバーボンを勧めたところ
あっさりと飲み干されてしまったというのがオチ、なのかも。
根性がないので自分からは決して手を出せないため、
あわよくば酔っぱらった彼女の方から、と
どうしようもなく遠回りで他力本願な手段に出るしかない。
しかし酔うのは自分ばかりで、「君」は酔っぱらってくれないようだ。
まさか一杯のバーボンで酔っぱらってしまったという話ではなかろう。
最初は「少しだけ」酔っぱらっていたのが、「かなり」酔っぱらうに至る。
時間経過もそこそこしている様子なので
ボトルで入れたバーボンを、一杯、また一杯と
飲み干すまで粘った話だろうか。そりゃ酔っぱらうだろう!
店のドアに鍵をかけて軟禁状態にしたうえで、
終電がなくなるまで粘って、彼女を手中にしようとする。
さもなくば時間よ止まってくれ!
そんな妄想を実行に移さなくてよかったねと、つくづく思う。
そしてこういう妄想は、口にされるとだいぶ引くから
ちゃんと心の中だけに届けておくように。
決して歌にまでして、世に問うてはいけない。
名曲・聴きドコロ★マニアックス
古き良き時代の映画音楽、そんな感じに始まる、
R&B(アール・アンド・ビー もしくは リズム・アンド・ブルース)。
ところでこのR&Bの定義がよくわからない。
というよりも、旧来の黒人音楽をルーツとしたR&Bと
現代のR&Bがあまりに違いすぎて何が何だかわからない。
大人っぽいアレンジの曲をひっくるめてR&Bと
くくっているようにしか思えない。
自分の感覚的には電子ピアノの使い方や、全体の雰囲気から、
表題曲のような歌は、AORなんじゃないかと思っていたのだが、
調べるとこの「AOR」というのも、実ははっきりした定義のある
ジャンルじゃないことを知り、愕然とする今日この頃。
ま、ジャンルなんて、実際のところどうでもいいんだけどね。(なげやりぎみ)
意味が知りたい★ここんとこ 深読み&ななめ読み
even if
英語で「たとえ~だとしても・・・」の意。
たとえ君が彼を思っていたとしても、僕は君のことを・・という意味か。
バックコーラスの英語でそんな感じのことを
歌っているように聞こえるが、うまく聞き取れない。
♪ I miss you, even if I wait you away
♪ I want you, even if you love someone else
前半はなんとなくしか意味が通っていないので
聞き間違いかもしれない。
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