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日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見で100曲を紹介

『長崎の鐘』 藤山一郎 ~ にわかな光明を瞬時に覆い尽くす闇

1901~1950

いうまでもなく、長崎での戦災をテーマにした曲。

直接的に原爆を表す表現は出てこないものの、

誰もがそれを連想せざるを得ない。

 

ということで、曲調も、歌詞も

かなり重苦しい雰囲気を醸し出している。

 

とても美しいメロディーラインの曲なのだが、とても重い。

 

ところが、サビの導入部分から局面が一変する。

「♪慰め、励まし、長崎の・・・」

希望の光があふれだすような、

急に視界が開けたような、美しさが広がる。

この展開の見事さはどうだろう。

 

しかしサビの終わりから間奏にかけての刹那に

すぐに世界は暗転する。

また世界は重い雰囲気に包まれてしまう。

 

それを繰り返して曲は終了する。

プロの技だね。

 

 

 

名曲・聴きドコロ★マニアックス

なんといってもサビ前後の展開の見事さ。

さり気なくて聞き逃してしまいそうな瞬間的な技だけれど、

なにかひらめいような小さなピアノの和音をきっかけに起こる。

瞬間的なの転調*1による

暗雲が掻き消えるような爽快さをご堪能あれ。

 

意味が知りたし★ここんとこ 深読み&ななめ読み

「長崎の鐘」

爆心地近くにあった浦上天主堂の鐘楼のことといわれている。被災して崩壊した姿が保存され、現存している。が、つまりはすでにこの鐘は決してふたたび鳴ることがない。心の中で鳴っているのだろうか。深い。。

 

amazonで現在入手可能な収録CD Disc3・2曲目/試聴可能
iTunes / 試聴も可能
長崎の鐘

長崎の鐘

 

data

作詞 サトウハチロー、作・編曲 古関裕而

1949年(昭和24年)7月1日、に日本コロムビアから発売

 

歌詞はうたまっぷ

藤山一郎/歌詞:長崎の鐘/うたまっぷ歌詞無料検索

 

曲にまつわる背景などはwikipediaにくわしい

長崎の鐘 - Wikipedia

 

脚注

*1:EマイナーからEメジャーへ進行している