日本百名曲 -20世紀篇-

20世紀の日本の歌曲から、独断と偏見による日本100名曲を紹介(500名曲もやるぜよ)

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『恋の予感』 安全地帯 ~ 恋に臆病な女は、キレイになる必要ないはずなのに。

…いうか、 休符に込められた意味までも、感じ取れと求めてくるようだ。 なぜ・・・なぜ? 第三者による問いかけのようにも見えるが、 おそらくは、自らへの問いかけだろう。 「♪なぜ、あなたは、キレイに、なりたい、の?」 シングルジャケット/駿河屋より 恋の予感安全地帯J-Pop¥250provided courtesy of iTunes 作詞 井上陽水、作曲 玉置浩二、編曲 星勝 1984年(昭和59年)10月25日、キティレコードより発売 オリコン最高位3位(年間23位/198…

『天国にいちばん近い島』 原田知世 ~ とんでもねえ、あたしゃ神様じゃないよ

…どなど、全体の文脈からくみ取ることが難しい部分が多々あるが、 これはある種しょうがないこと。 映画の主題歌として作られた歌だからだ。 どうしても物語のキーワード抜粋のようなものが目についてしまう。 こんなにいい曲なのに、カバーされる例がほとんどない原因は ここにあるとみてほぼ間違いないだろう。 ジャンルは全然違うが、類似のいい例が、銭形平次の主題歌だろう。 (舟木一夫/1966年/※試聴環境がないようです by) 「♪今日も決め手の、今日も決め手の 銭が飛ぶ」 内容を知らなけ…

『初恋』 村下孝蔵 ~ 覚えているのは名前だけ、エピソードなんてそんなもん。

…なこと言ってしまうから。 ごめんなさい。本当にごめんなさい。 村下孝蔵。 かねてより、絶対名前で損してるよな、と思っていた。 なんだか民謡歌手のようなイメージを蜂起させるお名前で、 こんな青春ど真ん中、という楽曲からは遠くかけ離れたような気がしてしょうがない。 まぁ、あくまでイメージだけなんだけどね。 それが今回この稿を書くにあたり、初めてご本人の尊顔を拝見し、 ああ、名前だけでなく容姿でも損をしていたんだねと 大変失礼なことに思いを巡らすに至る。本当にごめんなさい。*1 7…

『もしも明日が・・・。』わらべ ~ 大げさなんだよ。今生の別れでもあるまい・・・し?

…。こういうの。 いやらしい話、金と時間がかけられるものだから、 もう、音が鳴ってない無音の部分の音からして違う。 しかしながらこういうものの多くは、コケるのが世の常というもの。 具体例を挙げると、シーケンサー*1による自動演奏感がすごかった 『Lifetime Respect』(三木道山/2001年*2/※試聴環境がないようです by)のヒット後、 次のシングル曲が、見違えるような生演奏で、 だけど全然ヒットしなかったことを思い出す*3。 ところがどっこい、『もしも明日が…』…

『Yes-No』 オフコース ~ 心の中だけの問いかけだとしたら、答えは返らない。

…は機械。 結果は変わらず、一定の基準によってのみ動作する。 無念。 シングルジャケット/amazonより Yes-No (With フリューゲルホルン)オフコースJ-Pop¥250provided courtesy of iTunes 作詞・作曲 小田和正、編曲 オフコース 1980年(昭和55年)6月21日、東芝EMIより発売 オリコン最高位8位(年間35位/1980年) 歌詞はうたまっぷへ:YES・NO オフコース 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索 曲にまつわる背景…

『チャンピオン』 アリス ~ 不思議の国ジャパンの汗臭いアリス

むせっかえるくらい、汗臭い。 そしてそれ以上に、男臭い。 そんなイメージのアリスの数々の曲の中でも とびっきりの汗臭さと男臭さをあわせ持つ曲。 「チャンピオン」 翳かげがあって、暗くて、 それでいてどこかカッコよくて、 なんだかすっかり、あしたのジョーの世界。 アコースティックギターとドラムをメインにしたロックナンバー。 前奏で聴けるのはチェンバロだろうか。 フォークロックの旗手にふさわしい構成の曲。 詞の世界と楽曲が見事にマッチしたこの曲は、 勢いにかげりの見えたボクシング…

『わかれうた』 中島みゆき ~ 私小説的な物語。お笑いの自虐ネタではありません。

…に突っ込みたくなるくらい強烈な、 そんな問いかけから歌はスタートする。 「♪みちに倒れて 誰かの名を 呼び続けたことは ありますか?」 すごいね、これ。 名作と呼ばれる小説の多くは、 その書き出しが最も印象的だったりするが それらに勝るとも劣らぬ書き出しだ。 シングルジャケット/amazonより わかれうた中島みゆきJ-Pop¥250provided courtesy of iTunes 作詞・作曲 中島みゆき、編曲 福井崚・吉野金次 1977年(昭和52年)9月10日、キャ…

『津軽海峡・冬景色』 石川さゆり ~ もはや条件反射。津軽海峡行きは上野発。

…by)などの小品をからめて、 ラストにこの『津軽海峡・冬景色』を持って来れば 熱心なファンじゃなくても、お客さん皆大満足なこと請け合い。 ・・・まったくの想像による 石川さゆりディナーショーの流れを妄想してみたが、 結構当たらずも遠からずなのではないだろうか。 ジャケット/amazonより 津軽海峡・冬景色 (オリジナル・バージョン)石川さゆりJ-Popprovided courtesy of iTunes 作詞 阿久悠、作曲・編曲 三木たかし 1977年(昭和52年)1月1…

『花嫁』 はしだのりひことクライマックス ~ 来ちゃった(てへぺろ)。もしやそんな嫁入りか!

…葉を発するたびにやたら空白があるわけでもない。 曲のテンポがスローなわけでもない。 曲の半分をも占めるような長い間奏*2があるわけでもない。 カッティングのアコースティックギターと、 こぼれるようなカントリー風のギターの絡みによる イントロなんかは、ごくごくあっさりとしたもの。 ただただ、単語の終わりの音が、 異様~~~~~~~~~な程に~~~~~~~~~~~、 長~~~~~~~~い~のよ~~~~~~~~~~~。 これだけの歌詞で3分近く持たせてしまう。 だけど、全然スローに…

『帰って来たヨッパライ』 / ザ・フォーク・クルセイダーズ ~ 元ネタいくつ、みつけられるかな?

…クは知りえないことから、 『ドリフの早口ことば』(ザ・ドリフターズ/1980年/※試聴環境がないようです by )の 志村けんのパートもそうであったように、 バカ真面目に声色で真似したものだ。*2。 一方、通常スピードで録音された神様のパート、 歌詞では、怒鳴っているということになっているが、 実際はすっとぼけたスローな説教。 酔っぱらった頭の中で、ゆっくりと反響しているようにも聞こえる。 だけどこの主人公、 なんで天国に行けたんだろうね。 よほど寛容な神様とみた。 名曲・聴…

『星のフラメンコ』 西郷輝彦 ~ 情熱的とは程遠く。なんとも消極的なフラメンコ

…返し、 「♪だ・か・ら」 奥ゆかしいを通り越して、 くどくどと言い訳じみている。 なのに、どこかカッコつけているのが大変イタい。 シングルジャケット/amazonより 星のフラメンコにしきの あきらJ-Pop¥250provided courtesy of iTunes これはにしきのあきらによるカバー 作詞・作曲 浜口庫之助、編曲 小杉仁三 1966年(昭和41年)7月1日、クラウンレコードより発売 歌詞はうたまっぷへ:星のフラメンコ 西郷輝彦 歌詞情報 - うたまっぷ 歌…

『高原列車は行く』 岡本敦郎 ~ 日本のフニクラ・フニクラ、というわけではないらしい

…いたが、 どうも違うらしい。 また、歌のモデルとなった鉄道は、 かつて長野県の軽井沢と群馬県の草津を結んだ 草軽軽便鉄道だと思い込んでいたが、 それもどうも違うらしい。 なんだか、調べるほどに思い込みと勘違いだらけだったことに気付く。 『フニクラ・フニクラ』にも通じるアルペン風の曲調と、 「牧場」「白樺林」「山越え谷越え」「高原」「いで湯の宿」「峠を越えれば」 という数々のキーワードからの連想であったが、 そのなかで「五色の湖」だけはどこを指しているのか 結び付けられなかった…

『東京ラプソディ』 藤山一郎 ~ 華やかさの裏に忍び寄る影

…いではなんだかよく判らない。 なんとなく、ちょっぴり哀愁漂う雰囲気の言葉である。 SPレーベル/ネットでのひろいもの←いけません 東京ラプソディ藤山一郎演歌¥250provided courtesy of iTunes これはやけにテンポが早いSPレコードバージョン 作詞 門田ゆたか、作曲 古賀政男、編曲 高橋孝太郎 1936年(昭和11年)6月、テイチクより発売 歌詞はうたまっぷへ:東京ラプソディー 藤山一郎 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索 曲にまつわる背景などはw…

『東京音頭』 小唄勝太郎・三島一声 ~ 1932年生まれ、今なお現役。20世紀最大のヒット曲

…振り付けなんか全然知らないけど、 この曲が流れてくれば思わず小躍りしたくなる。 子どものころ盆踊りにて、わからないままに曲に合わせて 櫓の周りをただただ周回していた記憶がある。 ぁヨイヨイ♪ 手拍子だけは出来る。 これは後年のシングルジャケット/amazonより 東京音頭(東京)原田直之歌謡曲¥250provided courtesy of iTunes これは現在最もポピュラーな原田直之による歌唱 作詞 西條八十、作曲 中山晋平 1933年(昭和8年)7月、日本ビクターより…

『夏祭り』 whiteberry ~ 実のところ一発の花火だって打ちあがってはいないのだ

…カルをとることで、さらに主人公たちの幼さを連想させる。 たぶん、中学生くらいなんだろうな。 「♪友達見つけて離れて歩いた」 男女二人っきりでいるところを、目撃されてからかわれるのが嫌。 なんとも初々しい、そんな年頃。 キャッチ―なメロディなので、老若男女問わず楽しめるけど、 決して当事者である年代向けの歌ではないと思う。 いい大人が、かつての淡い恋心を思い出して、しみじみとするための歌だろう。 だけど、自分がまさにそうだが、 中学どころか高校時代にも、こんな甘酸っぱい素敵な思…

『花火』 aiko ~ 泣いて諦めなければいけない恋とはいったい何なのか

…たぶん。 理由はわからないけど、どうしてもあきらめなければいけない恋。 「♪夏の星座にぶら下がって 上から花火を見下ろして」 一歩引いた位置から俯瞰するように、客観的に自分の恋心を眺めてみた。 「♪確かに好きなんです 仕方ないんです」 恋している。間違いなく。こればっかりは否定できない。 「♪涙を落として火を消した」 やっぱりやめよう。現実的に考えて、泣く泣く恋をあきらめた。 「♪バイバイバイ・・・」 と恋心に別れを告げながら曲は終了する。 なんで叶わないのか、なんで諦めるの…

『So Young』 The Yellow Monkey ~ げにイエモンは感嘆符がよく似合う。

…くようになったのだから、 我ながらどんくさいというか、時世に疎いに程がある。 シングルジャケット/amazonより SO YOUNG(Remastered)THE YELLOW MONKEYロック¥255provided courtesy of iTunes 作詞・作曲 吉井和哉、編曲 The Yellow Monkey 1999年(平成11年)3月3日、ファンハウスより発売 オリコン最高位5位 歌詞はうたまっぷへ:SO YOUNG THE YELLOW MONKEY 歌詞情…

『おなじ星』 Jungle Smile ~ 盛り上がりすぎて一方通行にならなければいいなぁ。

…を選曲した人がいたならば、 ぜひとも勝手にハモりパートを歌って迷惑がられたいと 常日頃から思ってやまないのだが、ついぞその機会に巡り合わない。 というより、今の今までただの一度も、この曲やこのグループの話題が 会話に登場したことも、街角で巡り当たったことすらもない。 うすうす感じてはいる。 この曲、本来百名曲に選ぶような対象ではない。 知る人ぞ知る名曲、とか、隠れた名曲、そういうのにピッタリの曲だ。 だけど選ばずにいられなかった。 だってこんなにいい曲なのだから。 シングルジ…

『硝子の少年』 Kinki Kids ~ 現役の少年に少年時代を振り返らせるナンセンス

…くる。 曲の随所にみられる、そういう"古臭い"テイストが、この曲のキモだったりする。 古臭いといっても、世代を超えた大昔ではなく、 ひとりの人間が、ふと余裕をもって振り返ることができる程度の過去。 どこかで見聞きしたことがある、という知識としての過去ではなく、 実体験として、身をもって覚えている、過去だ。 雰囲気からして、おおよそ10年くらいさかのぼった、 つまりは表題曲のリリース年である1997年からみた10年前、 1980年代中盤のテイストではないかと思う。 曲に細かな装…

『強く儚い者たち』 Cocco ~ 悪魔のささやきの裏には、報われない恋の悲しさがある

…ないことが不思議なくらいな、 なんとも寓話的なシチュエーション。 それにしても視点が斬新。 主人公の役どころは、なんと「悪魔のささやき」。 自分が悪女と思われることもいとわず、むしろ余裕しゃくしゃくとばかりの口調で、 まるで子守歌でも聴かせるかのように、そしてすべてお見通しとばかりに、 ただ淡々と相手に語りかける。 人の心は、人が信じようとするより、はるかに儚はかなく、 誰もが心に弱さをかかえている。 だからあなたが誘惑に負けることがあっても、それはあなたのせいじゃない、と。…

『そばかす』 Judy and Mary ~ イイ思い出となるには、ちいとばかし時間が足りない模様

…ともしない。 なぜなら、ドラムスとベースが、しっかりと曲の屋台骨を支えているから。 それでいて、途中ジャズっぽくなるあたりでは 全員ぴったり息をあわせてくる。 じつは、全部計算ずくなのだろう。 作曲担当のベース、恩田快人の手綱捌きによるものか。 まさに手のひらの孫悟空状態*3ってやつだ。 だけどどういうわけか、この曲を最後にジュディマリのシングルA面曲は、 それまでの恩田によるものから、ギターのTAKUYAの手によるものがメインになっていく。 それにつれて、ギターサウンドのや…

『誰より好きなのに』  古内東子 ~ 男女の親友関係が成立ってのも、あやふやなものだ

…なる」 「♪追いかけられると逃げたくなる 背を向けられると不安になる」 こんな風にウジウジしているくらいなら ダメもとでアタックしてみればいいじゃん! というじれったさが付いて回るが、どうもそういう訳にはいかないらしい。 思いを伝えた結果、拒絶されて、 今の関係まで壊れてしまうことが怖くて、切り出せない。 だから、さり気ないサインに相手が気づいてくれて、 寄り添って来てくれれば、と願っている。 んんんんんじれったい。 同じ年のリリースの『Alone』(岡本真夜/1996年/※…

『Love Phantom』 B'z ~ 自身の作り出した亡霊に振り回され自暴自棄になるお話

…る人にだけわかってもらえれば、OK。 少なくともレコードでは、そういう印象を受ける。 『Love Phantom』でも、最初に爆音から駆け上がるような ギターを響かせたと思うと、あっという間に ほかの音に吸い込まれて背後にそっと引っ込んでしまう。 そして、稲葉浩志のボーカルが始まると、 後ろの方でギュインギュインと ギターをうならせてはいるものの、主役になろうとはせず、 全体を見渡せる位置から俯瞰して引き立て役に徹している。 実は、このあたりのバランス加減が、 変にマニアック…

『太陽が燃えている』 ザ・イエロー・モンキー ~ ないはずの説得力がある骨太サウンド

…ったくの個人的観点から言わせてもらうが、 バンド・サウンドのベストはイエモンだと思う。 おそらく意識的に超高音と重低音を排除し、 中低音の音域にどっかと腰を据えた骨太のサウンドに、 話し言葉のような日本語を載せている。 そのせいだろう、歌詞カードがなくても 何をしゃべっているのか割合はっきりと聞き取れる。 そう、歌っているというよりは喋っているような感覚。 そして、これは意識しているわけではないと思うが、 アクセントがおかしくなるくらいであれば、 平然とリズムや旋律を変えてし…

『ロビンソン』 スピッツ ~ 他力本願そのもの。メルヘン主導の雰囲気先行曲

…いるのかさっぱりわからないのだから、 それは当然のなりゆきともいえる。 普通にラブソングとして考えれば、 「君」は手の届かない女性と捉えることができる。 しかしいや待て。草野マサムネによるスピッツの歌詞の世界は かなりメルヘンの世界に通じているフシがあるので 「君」といっても、必ずしも人とは限らない。 擬人化された物や現象であることも大いにあり得る。 ここはひとつ、自分自身の夢や希望、理想を 「君」と擬人化したと解釈してみよう。 「ふたり」という表現に違和感を覚えるかもしれな…

『歩いて帰ろう』 斉藤和義 ~ レールからの脱却。そのささやかな第一歩

あらためて歌詞を見てみると、意外なほど愚痴っぽいのに、 なんだかとってもハッピーなうた。 みんなでワイワイと適当な楽器を持ち寄って、 せーのでこの曲を演奏してみるだけで、 たぶんきっと下手なりにもみんなハッピーになれる。 タンバリンをシャリシャリ鳴らしているだけでもいい。 曲の終わりに「シャララララララララ・・・シャン!」と決めるだけでも、 気持ちいいこと請け合いだ。 何せこの曲、2つのフェーズしかない。 「♪走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでく」から始まる10小節と 「…

『夏の日の1993』 class ~ 時代の粋を集めたバカップルの一発屋ソング

…ようです by) くらいだろうか。 その中で、サビで堂々と西暦年を歌い上げる表題曲は、 まるで時代を示す一里塚のように、 露頭する地層の一枚に明確な痕跡をつけるテフラ*2のように この時代が、具体的に何年のことだったかを明確に示してくれる。 また、個人的には英語での西暦の読み方を 間違って覚えるきっかけになってしまった曲でもある。 本来は nineteen ninety-three と読むのが正しいようだが、 この歌では、nineteen nine three と歌っている。…

『島唄』 ザ・ブーム ~ さとうきび畑、現代沖縄語訳

…by)で、 喜納昌吉らが長年かけてコツコツと浸透させてきた沖縄音楽を 一気にポピュラーソングまで持って行った功績は大きい。 まるで様子窺いのように、最初に沖縄でリリースし、 局地的にヒットさせたあとで、ファンの要望にこたえる形で全国発売、 一大ヒットになった。 この事態を音楽シーン以外で例えるならば、 外国人の無名シェフが、誰もが日本人が作ったと疑わないような創作日本料理を考案し、 まず最初に本場日本でブームを巻き起こし、お墨付きを得てから、 満を持して本国に持ち帰り一大ムー…

『君がいるだけで』 米米クラブ ~ 移り気男の本命アピールタイム。そう、例えば、、、

おそらくは、本人たちですら意図せぬままに、 頂点まで登り詰めてしまった、偉大なるマイナー、米米クラブ*1。 推測でしかないが、この歌にしても、もしかすると 元々はトレンディー路線のポップスに対する、単なるパロディだったのかもしれない。 例えば、『君がいるだけで、心が強くなれる』 なんてフレーズ、スゴくそれっぽいじゃん?みたいなノリの。 そんな妄想さえ抱かせてしまうほどの、アンチ正統派感が、 彼らにはある。 そう考えると、音の切れ目と、言葉の切れ目が全然かみ合っていないのも こ…

『悲しみは雪のように』 浜田省吾 ~ どんなに積もっても、いつかは融けるんだ

…なる。 「♪心の底から誰かを愛することができるはず」 「♪誰もが Wow.. 愛する人の前を気づかずに通り過ぎてく」 自分の思いに気付いてくれない人に対して、遠回しに想いを伝えている歌、 というわけではなく、 「♪孤独で 君のからっぽのそのグラスを 満たさないで」 決して一人じゃないよ、まだ気づいていないだけで どこかにきっと、あなたを愛してくれる人がいるよ。という励ましの歌、 でもなく、 ましてや、 「♪I'm crying for you, You're crying f…